B型作業所に通所し始めた頃は、仕事を覚えることで精一杯。
体調を崩して欠勤したり仕事に集中できなかったりで、心身共にしんどい時期ですよね。
しかしそれを通り越すと「B型作業所が楽しい！」と思えるときがきっと来ます。
今回はB型作業所が楽しいと思えるとき7選を紹介します。
B型作業所が楽しい！と思えるとき7選
B型作業所はお世辞にも工賃が高いとは言えません。
それでも「楽しい」「B型作業所に通所していてよかった」という意見もあります。
B型作業所が楽しいと思えるときはどういった場面でしょう。
仕事が自分に合っているとき
自分がやりたいことと仕事がマッチしていたら、毎日通所することが苦にならず楽しく仕事ができますね。
私は現在障害者雇用で文章を書いているのですが、ずっと前からの夢だったので、仕事がとても楽しいです。
B型作業所にはたくさんの職種がありますので、自分に合いそうな作業所がないか、よくチェックしてみましょう。
具体的に「こういった仕事があれば通所したい」という希望があれば、ハローワークに相談して探してもらうのもひとつの手です。
友人ができたとき
B型作業所に通所して、仕事を通して友人ができたとき。とても嬉しいですよね。
友人と一緒でしたら業務にも張り合いがもてますし、悩みを聞いてくれるような深い関係の友人になることもあります。
B型作業所に通所する人は家に引きこもっていた人が多く、社会との繋がりが絶たれた状態の人も入所しています。
はじめはコミュニケーションを取るのが苦痛でも、次第に慣れて同じ通所者と話ができるようになれば、通所することが俄然楽しくなります。
人とのかかわりで満たされたとき
前述したように、人とのかかわりがなければどんどんふさぎ込んでしまい、精神的にも良くない状態です。
B型作業所は就業訓練の場ですが、仕事を通して人とかかわりを持ち、生活が楽しい、と思うようになれることも訓練のひとつです。
誰でもひとりで部屋にこもっていれば暗い考えしか持てなくなってしまいます。
B型作業所に通所することで「生活が楽しい」と実感できれば、これほど嬉しいことはありません。
成長を実感したとき
仕事を教えてもらっても、理解度や本人の得手不得手がありますので、成長は人それぞれです。
中にはなかなかできずに焦ってしまうかもしれません。
しかし諦めずに仕事をし、気がついたときにはできるようになっている。
嬉しい気持ちでいっぱいになり、「頑張って続けよう！」と楽しくなります。
自分に自信が持てる
障害を持っているということで自分に自信をなくしている人も多数います。
「自分は何の役にも立っていない」「存在しない方が周囲は幸せではないのだろうか」など、追い詰められている人もいます。
しかしB型作業所に通所し、体調を見ながら通所して少しでも作業する。工賃は少ないですが「頑張った証」です。
自分に自信が持てるようになれば「次はもう少し頑張ってみようかな」という気持ちになります。
それの積み重ねが自信となり、「B型作業所を辞めて、他の仕事にしてみようかな」という気持ちになるかもしれません。
もちろん順調にことが運ぶことは少ないかもしれませんが、少なくとも自分に自信がつくことは悪いことではありません。
その意味でも自己否定を改善できれば、B型作業所は楽しい場所になるでしょう。
成長を評価されたとき
言葉というものは不思議なものです。
どれだけ落ち込んでいても、誰かに話を聞いてもらって、励ましてもらうだけでも少しは元気が出ます。
B型作業所に通所して、はじめはまったくできなくてうろたえていた業務が次第にできるようになり、誰からも指導されなくとも自主的に動けるようになったとき。きっと「仕事が楽しい」と実感するでしょう。
さらに「頑張っているね」「最近すごく調子が良さそうだね」と言われたら、もっと嬉しい、楽しいという気持ちになります。
誰でもはじめはできないことばかりで、「やはり自分には向かないのかも」と落ち込むかもしれませんが、諦めずに続けることで成長し、それを評価されたときはきっと「楽しい！」と思えます。
休まずに通所できたとき
B型作業所はA型作業所よりも出欠に寛容なので、体調が悪ければ休むことも可能です。
しかしB型作業所の仕事内容は、梱包やパッキングだけではなく「できる限り毎日通所すること」も業務の一環です。
はじめは無理だとしても、徐々に通所できる日数が多くなり、やがて休まずに通所できるようになった。これほど嬉しいことはありませんね。
なぜなら「症状が少しでも落ち着いてきた」という証でもあるのですから。
周囲からも「最近頑張っているね」と言われるでしょうし、仕事内容も「楽しい」と思えるような仕事でしたらますます作業所に通所することが苦にならなくなります。
もちろん無理は禁物です。
ですが、休まずに通所して連続記録を作っていくことで「自分でもやれるんだ」と思えるようになるでしょう。
もしかしたらB型作業所の仕事では物足りない、と感じるかもしれません。
それはものすごいステップアップです。
ぜひA型作業所、障害者雇用など別の道を検討してみましょう。
まとめ
B型作業所が楽しいと思えるとき7選を紹介しました。
B型作業所に通所している人の中には「ずっと家に引きこもっていた」「誰とも話をしていなかった」という人も珍しくありません。
そこから一歩踏み出してB型作業所に入所したのですから、それだけでも大きな成長です。
はじめは苦労して「もう辞めたい」と思うかもしれません。が、できれば頑張って続けてみてください。いつか「楽しい」と思えるときが来るかもしれません。
自分の時間を作業に使うのですから、楽しい方が良いに決まっていますよね。
あなたも早く「このB型作業所は楽しい！」と実感できる日が来ることを願っています。
