社会人が仕事をする上で一番ストレスを感じることは「人間関係」なのだそうです。
怖い上司がいる、仕事をしない部下がいる、という事とは別に、「職場いじめ」が横行している会社もあるそうです。
自分がいじめのターゲットにされたら、誰だって会社に行きたくなくなるし、場合によってはストレスで病気を患ってしまうこともあります。
私が通所していたA型作業所も、上司からのいじめがきっかけでうつ病になり会社を辞めざるを得なくなった、という人がいました。
ではB型作業所では、いじめはあるのでしょうか。
今回は、B型作業所にいじめはあるのか、もしいじめられたらどのような対処をすればいいのかを紹介します。
B型作業所にいじめはある?
B型作業所にいじめはあるのか、実態はどうなのでしょう。紹介していきます。
多かれ少なかれ、いじめはあります
被害者が「これはいじめだ」と感じた時点でいじめとなります。
そのため正確なことはハッキリと言えませんが、作業所に限らず、どこの企業にも多かれ少なかれ、いじめはあると言えます。
いじめの内容も陰口から暴力を伴う激しいいじめまで様々ですが、「B型作業所だからいじめが多い」ということはありません。
どんな人がいじめられる?
よく言われるのが、なにか嫌がらせをされても言い返せない、自己主張が苦手な人がいじめのターゲットになりやすいと言われます。
また反対に自己主張をしすぎる人、自分が勝つまで絶対に口論を辞めないような人もいじめられやすいタイプと言われます。
もちろんその人の個性ですので無理をして性格を変える必要はありませんが、「そういう傾向がある」という程度で受け止めてください。
サビ管ら健常者からのいじめ
B型作業所ならではのいじめが、サビ管や支援員など健常者による障害者いじめです。
誤解を招く表現かもしれませんが、B型作業所は知的障害の方も多く通所しています。
そのため自分の状況を上手く説明できず、嫌だと思っていることも言葉にして説明ができません。
サービス管理責任者はまるで子どもに話しかけるように職業指導をしたり、あからさまにバカにしたような態度で利用者に接したりすることがあります。
うまくその現場を目撃できれば対処もできるのですが、なかなか見つからないので健常者の「障害者いじめ」はなかなか根が深い問題となっています。
B型作業所でいじめられたら…対処法を紹介します!
もしも自分がB型作業所でいじめられたら……黙って辞めていくのは悔しいですよね。
いじめの対処法を紹介します。
自治体の担当部署に相談
もしもいじめの相手がサビ管や支援員だった場合、相談先は自治体の担当部署が良いでしょう。
どういったいじめを受けたのか、他に誰がいじめられているのか、詳しく話を聞いてもらえます。
相談窓口、支援団体への相談
ハローワークの相談窓口や外部支援の方に相談することもできます。
健常者の障害者いじめは意外と多くの方が相談していることなので、窓口でも詳しく話を聞かれます。
電話でも相談を受け付けているところもありますので、ひとりで行くことが怖いのであれば、電話で相談しましょう。
サービス管理責任者へ相談
障害者同士のいじめであれば、サービス管理責任者に相談しましょう。
現場の様子を知っているサービス管理責任者さんは、相談がなくともトラブルが起こっていることを既に知っている可能性があります。
いじめの加害者と被害者が接触しないように仕事を変えたり、間を取り持って話し合いの場を設けたりすることもあります。
いじめの証拠を残しておく
いじめの証拠を残しておくようにしましょう。
たとえばメモ程度で構いませんから「〇月×日、○○をされた」といったように、いじめられたことを記録しておきます。
サビ管らから暴言を吐かれたのであれば、スマホに録音しておくと動かぬ証拠にもなります。
したことの罰はしっかりと受け止めてもらわねばなりません。
いじめられてつらいかもしれませんが、できる限りの証拠を持って相手に突きつけてやりましょう。
転職・就労先の変更
色々と自分でも動いたし、相談もした。
けれど本質的には変わらない。そういうこともあります。
その際は潔く見切りをつけて、別の就労先を探しましょう。
B型作業所はひとつではありません。
「どうして自分が辞めなければいけないんだ」と悔しい気持ちになるかもしれませんが、どうやっても変わらない人もいます。
ストレスで体調を崩す前に、さっさと諦めて次の就労先を見つけましょう。
次の就労先は自分にとても合った作業所かもしれませんよ。
まとめ
B型作業所にいじめはあるのか、また、いじめられたらどのように対処すればよいのか紹介しました。
これは今までの経験上言うことですが、大なり小なりどの企業(作業所)でもいじめはありました。
私がターゲットになったこともあります。
人間はいじめをしないと生きていけない、弱い人間なのかもしれませんね。
だからといってすべてを投げ出して逃げる必要はありません。
誰かに相談すれば動いてくれる人がいるかもしれないし、どうしても無理なら転職して新しい職場で楽しく生活ができるかもしれません。
もしいまいじめで困っているという人は、誰かに助けを求めてください。きっと誰かが手を差し伸べてくれます。
あなたの毎日が楽しいものであるよう、願っています。