B型作業所の面接に落ちることってあるのか?

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はじめは症状が重く、仕事ができない状況にあっても徐々に体調が安定し、「少しでも働こうかな」と思えるのなら、かなり状態が良くなってきているということですね。

「はじめはB型作業所から始めよう」と思っている人にとって、一番心配なのは「面接で落ちることってあるの?」ということでしょう。

そこで今回は、B型作業所の面接で落ちることはあるのか、またB型作業所の面接対策を紹介します。

B型作業所の面接で落ちることってあるの?

「一般就労じゃあるまいし、B型作業所で落ちることってあるの?」と思っている人もいるかもしれません。

実態を紹介します。

B型作業所でも落ちること、あります!

実際の話ですが、B型作業所でも面接で落ちることはよくあります。

「え、B型作業所でも落ちるって、私どこまでダメなの!?」と落ち込んでいる人が多いですが、落ち着いてください。

面接で落ちるからには何かしらの理由があります。

面接したB型作業所で働くことは無理ですが、なぜ落ちたのかを考えて次に活かしましょう。

他の希望者が採用された

意外に多いのがこれです。

募集人数は一人だったのに、多くの面接希望者が出て、その中から採用が出てしまったパターンです。

最近は障害者雇用の人数を増やしている作業所も多くなったので、この問題は徐々に解消されると思いますが、ここは運が悪かったと思って諦めましょう。

仕事とマッチできなさそうと判断された

自分はできると思っていても「この人にこの仕事は難しいのでは」と判断された場合、落ちることも考えられます。

「いえ、できます!」と言い返したくなる気持ちも分かりますが、面接しているサービス管理責任者や生活指導員は何人もの障害者を見ています。

そのためあなたは「この場に向かない」と判断されたのでしょう。

あなたが悪いわけではないので、自分を責めないようにしましょう。

面接の受け答えが悪かった

B型作業所と言えどれっきとした仕事場です。

ぼそぼそとした話し方、相手の目を見ずに話をするような人だと「今いる人たちとうまくやっていけるのか」と不安になります。

結果として、不採用になる場合もあります。

これは面接の練習によって改善できる点ですので、次へ活かしましょう。

障害の状況が重い

「自分はもう働ける!」と思っていても、傍から見たら「まだまだ休養が必要」と判断される場合があります。

確かにB型作業所は週1日からでも通所できますが、やはりある程度症状が落ちつき、通所できるようになってから通う方が望ましいです。

通院している医師とも相談して、どのくらいになったら通所できるようになるのか、相談してみましょう。

これでバッチリ!?B型作業所の面接対策

B型作業所の面接で落ちる理由について簡単に説明しました。

次はどのような対策をすれば良いのでしょうか。

B型作業所の面接対策を紹介します。

身だしなみは大切です!

私はA型作業所にいたのですが、あるとき面接に来た人には仰天しました。

上から下までフリルとレースとリボンがあしらわれた超フリフリワンピースの女性が来たのですから。

他の目撃者も唖然としていましたが、当の本人はまったく気にせず面接を受けていました。

結局彼女は不採用となったのですが、その理由が服装なのか何か他の理由があってのことかは不明です。

これは極端な例ですが、面接は大切な場です。

男性はスーツ、女性はせめてオフィスカジュアルな服装で臨むようにしましょう。

中には服装を気にしないという作業所もありますが、スーツで行って不快な思いをする人はいないでしょう。

はじめが大事とも言いますし、できればきちんとした格好で面接を受けましょう。

人の第一印象は6秒

「ひとの第一印象は6秒で決まる」と聞いたことはありませんか? 

6秒と言ったら「初めまして、○○と申します」と頭を下げて、上げたくらいです。

あなたもでしょうが、相手も「あ、この人はこんな人かな」といった印象を持ちます。

できるだけ笑顔で余裕を持った感じが出せれば第一関門は通過ですね。

志望動機は聞かれない?

一般就労とB型作業所の大きな違いと言えば、「志望動機」について聞かれない、または聞いてもあまり重要視されないという点です。

面接で重要視されるのは志望動機よりもあなたの障害の状況、現在の健康状態です。

しかし絶対に聞かれない、という保証はありませんので、一応志望動機については考えておくようにしましょう。

障害の状況について

前述したように、面接官は障害の状況、すぐに通所できるか、健康状態はどうか、など障害について知りたいと思っています。

この段階で話を聞き「ちょっとまだ働くのは早いかな」と判断された場合、不採用になる可能性が高くなります。

だからといってできないのに「大丈夫です!」と無理してはいけません。

体調を崩して困るのは会社ではなく自分自身なのですから、正直に状況を話しましょう。

配慮してほしいこと

これもよく聞かれることです。

障害の状況によっては、人の声や物音が苦手、壁際に座っていないと怖い、といった独特の症状を持っている人もいます。

そういう人たちに配慮するために質問しています。

遠慮なく希望を伝えましょう。

支援員の同行面接も可能

最後は少し違いますが、ひとりで面接に行くことに自信がない場合、外部の支援員が同行面接することも可能です。

言いたくても上手く言葉にできない場合、支援員が傍でフォローしてくれるのである意味ストレスから解放されます。

もちろん同行面接がマイナス要素になることはないので安心してください。

まとめ

B型作業所の面接に落ちることはあるのか、またB型作業所の面接対策について紹介しました。

面接は緊張するし相手の人は皆怖そうに見えるので、本当にイヤですよね。

しかしこの関門を越えなければB型作業所に通所することはできません。

B型作業所の面接は一般就労に比べると気楽なものです。

肩の力を抜いて、ありのままの自分を相手に見せるようにしてくださいね。

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ひろと

以下の記事では、B型作業所で働くまでのステップについて解説しています。