どんなところでもそうですが、ひとが数人集まればトラブルが起こるのは当然です。
それはB型作業所でも同じこと。
B型作業所にはどのようなトラブルがあるのか、実際にトラブルが起こった場合、どのように対処すれば良いのか紹介します。
B型作業所にあるトラブル5選!
B型作業所だからこそ起こり得るトラブルというものもあります。
B型作業所にあるトラブル5選を紹介します。
職員との相性が悪い
生活指導員やサービス管理責任者など、利用者のことを見てくれるはずの職員との相性が悪い場合があります。
特にB型作業所は知的障害を持つ人が多いからか、まるで幼児に話しかけるように指示を出す職員もいます。
支援者にそのつもりはなくとも、利用者にとっては「バカにされている」と感じる人も多いようです。
職員との相性が悪いと、何か問題が起こったときに相談しづらく、解決方法が見つからない場合があります。
利用者同士の小競り合い
利用者同士の仲が悪い場合もあります。
これはどの会社でも同じことですよね。
どちらかが我慢するか、第三者(この場合サビ管など)に間に入ってもらって、問題解決に向けて話し合いをするか。
とにかくケンカは誰かに仲裁に入ってもらった方が解決しやすいです。
工賃が少なすぎることに対する不満
はじめから分かっていることでしょうが、B型作業所の工賃は非常に低いです。
またひとにより作業のペースがあるので「私はこれだけ頑張っているのに、あの人はあれだけで同じ工賃?」といった不満を感じる人もいるでしょう。
工賃に関してはどうしようもないので、諦めるかA型作業所などに転職するしか方法はありません。
いじめ・パワハラ
私が通所していたA型作業所は奇跡的に皆さん仲が良く、私が知る限りいじめはありませんでした。
おそらくほとんどの人が精神障害を抱えていたので、相手の気持ちを理解する人が多かったからでしょう。
ただし上司はパワハラする人だったので、プラマイゼロといった感じ。
パワハラ上司に負けて辞めていった人もいます。
トラブルがあった場合、どうすればいい?
では実際にトラブルが起こった場合、どのような対処法があるのか紹介します。
サービス管理責任者や生活指導員に相談
まずはサービス管理責任者や生活指導員に相談しましょう。
サビ管や生活指導員は利用者の様子を常に見ているので、調子が悪そう、元気がなさそうな様子を見ると、個別で話し合いの機会を設けてくれる場合もあります。
その他でも悩みを抱えて困っている場合でも、誰かに相談して解決に向けて動くようにしましょう。
家族や医師に相談
相談窓口のサビ感や指導員が問題の場合、家族や医師に相談してみましょう。
医師が直接B型作業所に連絡することはまずありませんが、対処法などを教えてくれる可能性があります。
また家族に相談することで、自分では言えないことを家族が言ってくれるかもしれません。
ひとりで抱え込まないで、誰かに相談することが大切です。
外部の支援員に相談
サビ管に相談しにくいことがあれば、外部の支援員に相談するのも方法です。
外部の支援員は、B型作業所と少し距離が空くので利用者が悩みを相談した場合、すぐに対処してくれるのがメリットです。
具体的には利用者の状態、悩んでいること、希望していることなどを直接話してくれます。
トラブルを起こした人と距離を置く
利用者間のトラブルが発生した場合は、その人と距離を置きましょう。
支援員などに相談して、その人と関わることのない業務に変えてもらったり、離れた場所に席を作ってもらったりするなど、できることはあります。
利用者同士でトラブルがあると、B型作業所内がギスギスしたものになってしまいます。
合わない人とはできるだけ距離を置くようにしてもらいましょう。
別の作業所を探す
どうやっても問題が解決しない。
サビ管に相談してもなしのつぶて。
そういった場合は、諦めて別のB型作業所を探しましょう。
絶対にその作業所にしがみつかなくとも、B型作業所はたくさんあります。
次の作業所が自分にぴったりの場所かもしれません。
あまり暗く考えずに、前向きに考えて自分に合ったB型作業所を探してみてください。
まとめ
B型作業所にあるトラブル5選と、その対処法について紹介しました。
一般就労でも人間関係などトラブルは多数あります。またB型作業所は知的障害や障害が重い人も通所していることから、コミュニケーションが難しく、それがトラブルの元になってしまっていることもあります。
トラブルはどこでも起こるものですが、できれば「毎日が楽しい」と思って過ごしたいものですよね。
B型作業所に通所して悩みや困ったことがあれば、ひとりで悩まず誰かに相談して、解決策を探っていくようにしましょう。