B型作業所に通所しながら、障害年金って受けることはできるのか?

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B型作業所の工賃では生活などとうていできませんよね。

せいぜい自分のお小遣い程度の金額しかもらえません。

そこで障害年金を受給している方も多いでしょうが、B型作業所に通所を始めたら障害年金はどうなる?と疑問に思っている方も多いようです。

今回はB型作業所に通所中の障害年金について、受給、質問や疑問にお答えします。

B型作業所通所中、障害年金の受給はできる?

「B型作業所に通所したいけれど、障害年金が切られたら……」と不安に思っている方へ、次の文章を参考にしてください。

障害年金の受給はできる

まず結論から言いますが、B型作業所に通所しながら障害年金を受給することは可能です。

というよりも障害年金を受給していない方が珍しいくらいです。

私はA型作業所に通所していましたが、ほぼ全員が障害年金を受給していました。

受給額は人それぞれ

後述しますが、障害年金の受給額は人によって変わります。

初診日の保険が国民年金か、厚生年金か、また労働していた期間や物価、現在の症状も加味されます。

令和4年の障害基礎年金の支給額は1級で年間972.5250円、2級で年間777.800円です。

配偶者、子どもがいる場合、加算がある

障害年金を受給していて、配偶者や子供がいる場合、受給額の加算もあります。

障害年金1級、2級の障害者に20歳未満の子がいる場合、子どもの数に応じて加算されます。

1人につき年間223.800円、3人目以降は1人につき年間74.600円が加算されて支給されます。

ちなみに私は配偶者加算について何も知らされていなかったため、加算額を受け取れませんでした。

今でも後悔しているので、知識を持った人に相談することをおすすめします。

障害年金の受給について、質問や不安にお答えします!

B型作業所に通所していても問題なく障害年金を受け取れることが分かりました。

では次に、障害年金を受給している方が不安に思っていること、聞きたいことについて紹介します。

障害基礎年金と障害厚生年金について

障害年金は障害基礎年金、障害厚生年金の2種類があります。

違いは何かというと、現在の障害について病院に行った際の初診日、厚生年金に加入しているか、国民年金に加入していたかの違いです。

私は病気になる前後、パートの仕事を転々としていました。

当時は国民年金を支払いしていたのですが、病気になった際、本当にたまたま厚生年金に加入していました。

厚生年金と国民年金では障害年金の差額が大きいので、助かった、というのが正直な感想でした。

障害年金を受注中、確定申告は必要?

「障害年金を受給しているけれど、確定申告はしなくていいの?」これは良く聞かれる質問です。

障害年金は所得税が非課税となっているため、確定申告は必要ありません。

しかし受給者が個人事業、たとえばブログのアフィリエイト収入やクラウドソーシングサイトを利用して報酬を得た場合、その収入については確定申告が必要となります。

「こっそりやっているからバレないだろう」と思うかもしれませんが、意外にバレるものなので、しっかりと申請しましょう。

障害年金が減額、支給停止になることはある?

今は障害年金で何とか暮らしていけても、将来的に減額や支給停止になってしまっては困る、と思っている方も多いようです。

障害年金が減額、支給停止になる場合は、前年の所得額が472万1000円を超える場合。

これは支給停止になります。

他のパターンを考えると、症状が快癒または寛解した場合、支給停止や減額になることが多くなります。

障害年金の認定には医師の障害状態確認届が必要になります。

医師が「快癒している」と届に記載した場合、減額の可能性が大きくなります。

障害は医師によって判断基準が違うため、自分の状態や症状を正確に伝えるようにしましょう。

精神障害者は障害年金が支給停止になりやすいの?

障害者は身体障害者、精神障害者、知的障害者に分類されます。

最近多いのが精神障害者。

うつ病やパニック障害などで苦しんでいる方が増えています。

身体障害と知的障害は全快することは非常に難しいのですが、精神障害は治療によって快癒、全快することもあります。

一般就労に移る、8時間勤務ができるなど、健常者とほぼ変わらない暮らしができるようになれば障害年金の支給停止、減額になりやすくなります。

障害年金と老齢年金は併給出来る?

これもよく聞かれることですが、障害年金と老齢年金の併給はできません。

65歳になった際、障害年金を受給していた場合、どちらの方が有利なのか選択して受給することになります。

例外的に障害基礎年金と老齢厚生年金の組み合わせであれば、併給はできます。

ではどちらがお得か、考えますよね。

老齢基礎年金は20~60歳までの間に保険料をどれくらいの期間、納めていたかによって変わります。

40年間一度も未納しなかった場合は満額、795.000円が支給されます。

未納期間、免除期間があるとその期間に応じて減額されてしまいます。

私は障害のせいでお金がなく、全額の免除をしてもらったので満額を頂くことはできません。

もし未納している方がいれば、市役所で手続きをしておきましょう。

全額未納、半額未納など選択することも可能です。

まとめ

B型作業所に通所しながら障害年金を受給できるのか、また障害年金に関しての質問にお答えしました。

B型作業所に通所している方にとって、障害年金がないと欲しいものを買えないばかりか生活すらできません。

また快癒によっていつ打ち切られるかも分かりません。

お金は大切なものです。

障害年金が生活の一助になっているのであればなおさらでしょう。

頂いた年金はぜひ大切に遣ってくださいね。