B型作業所に通っている方は色々な障害を持っています。
中には雨や気圧の関係で体調が優れなかったり、朝ベッドから起き上がれなかったりする方もいます。
そうなると作業所には行けませんのでお休みすることになります。
そのことで自分を責めていませんか?
今回はB型作業所に行けない理由と、休みがちな方へ、おすすめの対処法を紹介します。
B型作業所に行けない……どんな理由?
「今日も休んでしまった……」通所しなければいけないのに、どうしても行けない。
それはどんな理由なのでしょうか?
「なんとなく」ではなく、具体的な理由を考えてみましょう。
体調不良
B型作業所をお休みする理由で一番多いのは、体調不良です。
健常者には分からない微妙な変化が、障害を持つ私たちにとっては大きなストレスとなり、体調不良になってしまいます。
B型作業所はA型作業所に比べると障害の程度が重い傾向にあるので、より体調不良を起こしがちになっています。
通院、リハビリ
通院やリハビリは休むには仕方ない理由です。
経営者ははじめからそれを分かって採用しているのですから、堂々と休んでも構いません。
しかし中には「いつも休んで申し訳ない」と思っている方がいるようです。
しかし通院やリハビリをしなければ、症状はもっと重いものになってしまうかもしれません。
決して無理をせず、通院などの正当な理由は何の気兼ねもなく休みましょう。
夜更かしして朝起きられない
どうしても昼夜逆転の生活になってしまい、朝起きられない方もいます。
B型作業所には「生活習慣を整え、規則正しい毎日を送る」ことも大切なこととされています。
昼夜逆転の生活は心身ともに健康によくありません。
できる限り朝は起きて、夜は寝る生活を送るようにしましょう。
B型作業所内での悩みがある
作業所内で悩みがあると、どうしても行きたくなくなってしまいますよね。
人間関係のトラブルはその最たるものではないでしょうか。
利用者同士のみならず、サービス管理責任者との関係が悪く、「行きたくない」と休んでしまうこともあるでしょう。
これは早急に対処しなければならない問題です。
仕事がつまらない、面白くない
B型作業所ははじめ見学をしてから面接になるので、作業内容はあらかじめ理解していると思います。
しかしいざやってみるとつまらないな、と感じるかもしれません。
また何年も同じ作業をしてきて、単純に「飽きた」と感じる方もいるでしょう。
仕事がつまらないと作業所にいっても面白くない。
結果、休みがちになってしまいます。
B型作業所を休みがちなあなたへ、おすすめの対処法紹介!
B型作業所を休みがちになってしまう理由をいくつか紹介しました。
では一体どうすればいいの? 対処法を紹介します。
長期の休養を取る
休みがちな理由が病気や障害によるものでしたら、いっそ長期の休養を取り身体の回復に専念する方が良いかもしれません。
「まだ大丈夫」と思っていても、周りの目からすれば「すごくきつそう」と見えているかもしれません。
支援員や医師に相談して、休養を取るべきかどうか相談してみましょう。
誰かに相談する
悩みごとを抱えている方は、誰かに相談して解決へ向けていきましょう。
支援員、サービス管理責任者など作業所には利用者が安心して通所できるよう、常に心配りをしています。
相談してみると、解決の糸口が見えることもあります。
もし悩みを相談する支援員との関係に悩んでいるのであれば、外部の支援員に相談するようにしてください。
好きなことに没頭してみる
毎日毎日同じことを繰り返し、体調に気を遣いながらの生活。
それでは何の楽しみもありません。
何か好きなこと、没頭できることを探してみませんか?
たとえば映画を観たり本を読んだりイラストを描いたり。
趣味や大好きなことがひとつあるだけでストレスはかなり軽減されます。
休みがちで悩んでいるでしょうけれど、少しの間だけその悩みを忘れて、好きなことに没頭できる時間を作るようにしましょう。
自らにプレッシャーを与えすぎない
「明日こそ行かなきゃ、行かなきゃ……」自分にプレッシャーを与えすぎていませんか?
それこそが休みがちな理由になっているかもしれません。
気遣いのないサビ管さんは、休みの連絡を入れると「明日は来てくださいね」と簡単に言うそうです。
サビ管の資格が欠如しているとしか思えない発言ですが、それによってあなた自身も「そうだ、行かないと」とぐるぐる考えすぎて、また体調不良で休んでしまった……そんな経験をした方も少なくないでしょう。
自らの首を絞めても苦しいだけです。
休みがちになってしまう理由は様々でしょうが、できるだけ「どうすれば解決するのか」を考えてみましょう。
規則正しい生活を心がける
昼夜逆転でどうしても朝起きられずお休み……というパターンの方も多いそうです。
規則正しい生活を心がけましょう。
最初はつらいかもしれませんが、朝はきちんと起きて朝食を食べ、夜寝る前はスマホやテレビを観ず、しっかりと睡眠を取る。
食事はインスタントやジャンクフードでなく、きちんとした食生活を心がける。
これだけでも心身の健康が少しは改善します。
B型作業所に通所している方の中には睡眠障害を持っている方も多いでしょうが、寝る前にストレッチをしたり温かい牛乳を飲んだりして、薬を増やさず眠れる方法を探してみましょう。
他の作業をさせてもらえないか、相談
今の作業がつまらない、面倒と感じるのであれば、他の作業ができないか相談してみましょう。
B型作業所は様々な仕事があるので、自分のやりたい仕事、興味がある仕事に移れないか訊ねてみましょう。
ほとんどの場合受け入れてもらえるはずです。
また通所しているB型作業所そのものが嫌、という場合は、他のB型作業所を探してみることも検討しましょう。
まとめ
B型作業所を休みがちになってしまう理由とその対処法について紹介しました。
休みが続くと自分を責めてしまい、最悪の場合「もう辞める」と追い込んでしまう場合もあります。
そうならないためにも、誰かに相談したり、できることがないか探してみたりして、できるだけ作業所を休まず楽しく通所できるよう、考えてみてください。