「今日は仕事に行きたくない……」誰でもそう思うときがありますよね。
B型作業所に通所している皆さんもそうではないでしょうか?
今回は、B型作業所に行きたくないと思うとき7選と、その対処法について紹介します。
B型作業所に行きたくない!7選
B型作業所に通所している方たちは、どんな時に「行きたくない」と思っているのか、調べてみました。
体調が悪い
やはり体調が悪くて行きたくても行けない、という意見が圧倒的に多いようです。
B型作業所はA型作業所よりも症状が重い方が通所している方が多いので、季節や気圧に弱く、体調不良になりやすい人も多くいます。
特に雨の日は体調を崩す人が多いようで、半数近くが欠勤、ということもよくあることだそうです。
体力が持たない
基本的に軽作業のB型作業所ですが、中には清掃業務のような体を動かす業務もあります。
週5日通所することも困難に感じている人にとって、体を動かす業務はとても疲れる作業でしょう。
また普段家にいてほとんど外に出ない人にとっては、通所するだけで疲れ果てる、と思っている人もいるようです。
ストレスを感じている
誰でも何かしらのストレスを感じながら生きているのですが、それがB型作業所内での問題から来るストレスの場合、「行きたくない」と思いますよね。
人間関係、業務についてなど、悩みがあってストレスを抱えながら通所していても楽しくありません。早急な対応が必要です。
スタッフやメンバーとの人間関係
前述したように、人間関係で「行きたくない」と感じる人も多くいます。
どうしても合わない人がいる、サービス管理責任者に相談しても解決してくれない、支援員が怖いなど、悩みは人によって違います。
一般就労の会社でも人間関係は一番の悩みの種で、それによって退職する人もいるので、B型作業所に限らず働いているすべての方の「行きたくない理由」とも言えます。
面倒くさい
単純に「面倒くさい」という日もあるでしょう。
昨日は夜更かししてしまったから眠い、作業するよりゲームをしたい、寝ていたい……。誘惑はそこら中にあります。
そこで頑張って通所するか、「休もう」とするか、決めるのは自分です。
作業所に行く意味が見いだせない
B型作業所は雇用契約を結んでいないので、目をむくほど賃金が低いのが現実です。
一か月でもらえる賃金(工賃)は2万円程度。
納得して通所をしたとしても「時給200円くらいで働くのか」と考えると、「B型作業所に行く意味ってある?」と考えてしまうのも無理ない話です。
B型作業所に行きたくない……対処法はある?
B型作業所に行きたくないと思うとき7選を紹介しました。
多くの理由で皆さん「行きたくない」と感じています。
ではその気持ちをどうやって抑えて「行こう」という気になるのか、対処法を紹介します。
休む
対処法といいながらいきなりですが、休むことも対処のひとつです。
特に体調が悪いのに無理をして通所してもひどくなるだけです。
B型作業所はA型作業所に比べてさらに欠勤や早退に寛容ですので、体調が悪い場合は無理せず休んでしまいましょう。
サービス管理責任者に相談
サービス管理責任者に相談してみましょう。
なぜ自分が「行きたくない」と感じているのか、どうすれば解決に至るのか、サービス管理責任者は一緒に考えてくれます。
もちろんプライバシーは守っていますので、いまの自分の考えを正直にぶつけてみてください。
通所日数、時間を減らす
体力が持たない、家に帰ったらぐったり、という人は通所日数や時間数が体力と合っていないのかもしれません。
支援員に相談して、通所日数や時間を減らしてもらうようにするのも対処のひとつです。
B型作業所の仕事のひとつは「できるだけ毎日通所する」です。
今の勤務日数では無理だと判断したら、時間数を減らしてもらえるように相談してください。
他のB型作業所を探す
作業内容が自分と合わず、それでストレスを感じているのであれば他のB型作業所を探すのも手です。
また人間関係で悩んでいる人も、他のB型作業所に移れば問題は解決しますね。
「行きたくない、行きたくない」と思いながら通所しても楽しくないですし、次第に生きることすら楽しくない、と感じるようになってしまいます。
選択肢はあるのですから、思い切って別のB型作業所を探してみましょう。
その際もサービス管理責任者やハローワークの障害者専用窓口の方に相談してみましょう。
A型作業所にステップアップする
B型作業所ではなくA型作業所にステップアップすることもできます。
「賃金が安すぎて割に合わない」と感じているのであれば、それはA型作業所に行くチャンスかもしれません。
確かにA型作業所はB型作業所に比べると、少し規制がきつく、毎日通所は当たり前、時間数も5時間程度となります。
それでも大丈夫、働けるくらいになった、と確信できるのであれば、思い切ってA型作業所を探してみましょう。
一般就労する
A型作業所を飛び越えて一般就労でも構いません。
その際は必ず医師に相談して、今の症状で一般就労できるか、きちんと確かめてもらいましょう。
障害をオープンにするかクローズにするかは本人の判断にゆだねられています。
が、オープンにした方が何かあったとき対処してもらえます。
反対に昇進に響くというデメリットもありますので、その辺りはよく考えて応募しましょう。
一般就労でも障害者雇用という働き方もありますので、これも検討してみてください。
まとめ
B型作業所に行きたくないとき7選と、その対処法を紹介しました。
誰だって「今日は家で一日寝ていたい」と思う日もあるし、実際に体調が悪いのであれば一日寝て早く回復できるようにしなければいけません。
ただしサボり癖がついてしまっては困りものです。
前述したように、B型作業所は通所することも業務の一環です。行きたくない、という気持ちは分かりますが、頑張って通所しましょう。