障害者の中でも「パソコンの基本操作はできるので、データ入力の仕事があれば応募したい」という人が多くいます。
確かにデータ入力は比較的簡単な作業で重労働でもありません。
今回はA型作業所にデータ入力の仕事はあるのか、必要なスキル、メリット・デメリットを紹介します。
A型作業所にデータ入力の仕事はある?
A型作業所にデータ入力の仕事はあるのか?
あるとしたらどこで見つけるの? 詳しく紹介します。
A型作業所でデータ入力の仕事は多い!
最初に回答ですが、A型作業所にデータ入力の仕事はかなりたくさんあります!
A型作業所で求人を見ると「データ入力業務」と見かけることが非常に多いです。
パソコンの基礎的なスキルを持たなくとも、通所して勉強してから業務に携わる事業所もありますので、興味があるのなら検討してみましょう。
ハローワーク、求人サイトなどで検索
ハローワークの障害者専用窓口で「A型作業所でデータ入力の仕事がしたい」と言えば、何か所か紹介してくれます。
希望する会社を選んでもいいですし、自分で検索して、気になった求人の紹介状を出してもらうこともできます。
A型作業所は面接の前に「見学」することができるのがメリットです。
希望すればハローワークの職員が同行することもできますので、「この会社が気になる」という場合、まず見学をして職場の雰囲気を見てみましょう。
データ入力の仕事をするにはどんなスキルが必要?
気になるデータ入力の仕事の求人が見つかったけれど、自分のパソコンスキルで本当に大丈夫?
そんな心配をしている人に、データ入力の仕事で必要なスキルを紹介します。
タッチタイピング
基本的なことですが、タッチタイピングは必須とまではいかずとも必要な技術です。
キーボードを見ながらポチポチ入力していては効率が悪く、他の人に迷惑がかかることも考えられます。
最低限のタッチタイピングのスキルを持っていることが条件だと思っておきましょう。
正確なデータ入力
正確なデータを入力する能力は必要です。
間違った情報を入力しては、会社だけでなく委託している会社などへの信頼が失墜してしまいます。
単純作業と言われるデータ入力の仕事ですが、正確さはとても大切なスキルです。
集中力
上記でも紹介したように、ミスなく作業をするには集中力が大切です。
障害の特性によっては、集中することが苦手な人、反対に過集中になって周りの声がまったく聞こえなくなる人もいます。
ミスをしないためにも、適度な集中力を持って作業できることは必要なことです。
仕事の効率化を考える
ある程度データ入力の仕事に慣れたら、効率化を考えて作業するようにしましょう。
もちろん今までのやり方で仕事を進めても間違いではありませんが、できたら早く仕事を済ませて、どんどん作業を進めていきたいですよね。
これは仕事に慣れてから考えていけばいいことですが、「どうすればもっと早く仕事ができるかな」と考えられるようになれば、会社としても利益が上がり本人の評価にもつながります。
データ入力の仕事のメリット
データ入力の仕事はA型作業所でもかなり多く、地域によってはかなり多くの企業が募集をしています。
ではA型作業所でデータ入力の仕事をすることに対するメリットはどのようなものか、紹介します。
初心者でも覚えやすい仕事
送られたファイルにデータを入力するだけの仕事ですので、初心者でも比較的簡単に覚えることができる仕事です。
また黙々とする作業ですので、人とのコミュニケーションが苦手という人も、安心して仕事に打ち込めるのではないでしょうか。
スキルの向上
仕事を覚えればスキルが向上します。
タッチタイピングの速度が上がったり、効率よく作業ができるようになったり、A型作業所を卒業して次の仕事を探す際、スキルアップしたことをアピールできますね。
安定した業務
データ入力作業は基本的に大量に発注されるので、「今日は仕事がない」「明日は忙しすぎる」ということがなく、自分のペースでじっくり作業ができるのがメリットです。
同じ作業を繰り返すことが苦でない人にとって、データ入力業務はとても相性の良い業務と言えます。
データ入力の仕事のデメリット
データ入力業務についてのメリットを紹介しました。
では次にデメリットを消化しましょう。
単純作業が苦手な人は難しい
上記でも紹介しましたが、ルーティンワークが好きな人にとっては天職である業務でも、苦手な人にとっては非常に苦痛な業務となる可能性があります。
自分はどちらなのか、じっくり考えてから応募するようにしてください。
眼精疲労、肩こりなどの身体症状
デスクワークは体力仕事ではないぶん、体は比較的楽ですが、その分肩こりや腰痛、眼精疲労に悩まされている人も多いのが事実です。
私も一日パソコンを見る作業なので、眼精疲労と腰痛に悩まされています。
適度に目を休める、休日は運動をして健康的な体作りをするなどして、仕事に集中できるよう自己管理をしましょう。
ミスは極力出さない
誰でもミスはありますが、データ入力業務でミスが連発すると、非常に困ってしまいます。
誤字脱字や数字のミスなどは極力ないよう、集中して作業にあたります。
大量のデータを前にため息が出るかもしれませんが、ミスなくきちんと与えられた仕事をこなすのが、社会人の役割です。
まとめ
A型作業所にデータ入力業務はあるのか、必要なスキル、メリットとデメリットを紹介しました。
ひとくちにデータ入力業務といっても、その内容は様々です。
ルーティンワークが好き、黙々と仕事がしたい、という人にはぴったりの業務だと思うので、ぜひ自分の気に入った就労先を見つけ出してください。