B型作業所に通っている内に「なんだかこの作業所、自分に合っていないのでは?」と思う方もいるでしょう。
仕事面での不満や人間関係、体調不良などその方にとって何らかのストレスが溜まっているとき「ここは自分に合っていないのでは」と感じます。
今回はB型作業所が「合わない」と感じる時、またその対処法7選を紹介します。
B型作業所が「合わない」と思うのはどんなとき?
「B型作業所が合わない!」「始めは良かったけれど、なんだかおかしい!」B型作業所に通所していると、様々なトラブルやストレスがあります。
B型作業所が合わない、と思うのはどんなときでしょうか。
仕事が難しい、合わない
基本的にB型作業所の仕事は簡単なものばかりですが、中には自分のスペックよりも難しい仕事を任されたり、やりたくない作業をさせられたりする場合もあります。
ハッキリと「この仕事は無理です」と言える方ならいいのですが、そうでない方は徐々にストレスを溜めてしまい、体調不良になってしまうこともあり得ます。
人間関係のトラブル
作業員同士のトラブルや、作業員と支援員のトラブルなど、人間関係のトラブルはどこにでもつきもの。
特に支援員とのトラブルは作業所に居づらくなってしまうので、そのまま辞めてしまうという方も少なくありません。
体調を崩すことが多くなった
「合わないな」と思いながらも頑張って作業をしている内に身体が先に限界を越えて、体調を崩すことが多くなってしまったら要注意です。
体調が多少良くなったからB型作業所に通所しているのに、そこでストレスを溜めて体調を崩してしまっては本末転倒。
すぐに対処が必要になります。
メンタル面での不調
身体の不調の他に、メンタル面での不調を訴える方もいます。
作業所に行く時間になってもベッドから起き上がることもできない、不安感やマイナス思考が止まらないなど、心が疲れてしまっているのでしょう。
こちらも早めに対処しないと悪化してしまうこともあります。
B型作業所に行く意味を見出せない
「そもそもなんでB型作業所に行かなきゃいけないの?」と思っている方もいるでしょう。
B型作業所は規則正しい生活を送るため、また引きこもりや昼夜逆転の生活にならないよう、生活リズムを整えるために利用している方もいます。
そのため、30分支援員とおしゃべりをして30分作業をして帰る、という方もいます。
しかしB型作業所に行く意味を見出せない場合は、30分の作業でもストレスが溜まってしまいますよね。
面倒くさい
単純に朝起きて作業所に行くのが面倒くさい、という場合もあります。
これは誰でも経験があるのではないでしょうか。
休みの夕方になると「明日は仕事かぁ」と憂うつになってしまいますよね。
B型作業所に通所する人も同じ考えの方が多いのではないでしょうか?
B型作業所が合わない時の対処法は?7選をご紹介!
B型作業所が合わない……どうすればいいのか分からない。
悩んでいる方に、対処法を7つ紹介します。
試してみてください。
しばらくお休みしてみる
心身に疲れが出ていればB型作業所に通所することも苦痛でしかありません。
それならばいっそ、しばらくお休みをして体調を整えることを優先してもいいのではないでしょうか。
B型作業所は休みに関しては寛容なので、長期の休養も特に反対などなく許可をもらえるはずです。
支援員などに相談する
自分で解決できない問題で悩んでいるのであれば、支援員、サービス管理責任者などに相談してみましょう。
支援員さんたちは通所者の体調を見るのが仕事ですが、利用者の中にわだかまっている悩みや愚痴などの相談にも乗ってくれる存在です。
もちろん守秘義務が課されていますので、あなたの悩みが他人に漏れることはありません。
今の自分の状態を正直に話して、どうすればいいのか相談してみましょう。
外部の支援員に相談する
相談したくとも、支援員とのトラブルに悩んでいる、という場合は外部の支援員に相談しましょう。
自治体の相談窓口などでは障害者支援を行っているサービスがありますので、そこで相談しても構いません。
また市役所の障害福祉課窓口で相談することも可能です。
利用時間を短くする
「B型作業所を休むのはちょっと……」という方は利用時間を少し短くしてみましょう。
4時間作業をしているのであれば、2時間程度にして帰るなり支援員さんたちと話しをしたりして、自分が楽に生活できる方法を模索してみましょう。
他のB型作業所に移る
どうしてもこのB型作業所が合わない、と思う場合は、他の作業所を探しましょう。
通いなれた作業所を辞めて新しい場所に行くのは勇気が必要だと思います。
しかし、「このB型作業所は合わない、つらい」と思いながら作業をするよりも、「作業所に行くのが楽しい」と思いながら作業する方が良いと思いませんか?
どうしても今のB型作業所が合わない場合は、他の作業所を探してみましょう。
A型作業所型を探す
体調が落ち着いている、週5で通うこともできそう、という場合はA型作業所を探してみましょう。
ご存じの通りB型作業所は雇用契約を結んでいないので工賃は15.000円程度。
しかしA型作業所になると最低賃金が保障されているのでB型作業所よりもはるかに高い賃金がいただけます。
症状が落ちついてきた、A型作業所でも頑張れそう、という方はぜひ求人を探してみてください。
就労移行支援で職業訓練を行う
B型作業所の仕事は単純作業ばかりで、ハッキリ言うとスキルアップはまったく期待できません。
そこで就労移行支援を利用して職業訓練を行うという方法もあります。
就労移行支援は、会社で必要なビジネスマナーや挨拶の方法といった基本的なことはもちろん、パソコンの知識を習得して資格試験に挑戦することもできます。
ただし就労移行支援は2年間しか利用できません。
2年後にはA型作業所や障害者雇用する、などの目標を立てて職業訓練を行ってください。
まとめ
B型作業所が合わないと感じるとき、またその対処法7選を紹介しました。
利用を始めた当初は「楽しい」と感じていても、時間が経つにつれて「ここ、なんだか自分に合わないな」と感じるのはよくあることです。
対処法を参考に、自分が楽しく生活をできるようにしてください。