「B型作業所に通いたいけれど、ちょっと遠いから通所できるかな……」と考えている方、送迎があるかどうか聞いてみませんか？
B型作業所によっては送迎サービスや送迎バスが用意されていることがあります。
今回はB型作業所に送迎はあるのか、またB型作業所に通所する際の交通手段について紹介します。
B型作業所に送迎はある？
「できたら送迎をしてくれると助かる」そう考える方も多いようです。
「行きたくないなあ」と思っていても、送迎が来るから「仕方ない、頑張ろうか」という支えにもなりますね。
送迎について紹介します。
作業所によって違いがある
B型作業所の送迎については、各作業所によって違いがあります。
送迎がある作業所、ない作業所もあります。
私個人の考えなのですが、田舎は公共交通手段が限られていますので、送迎バスを出している作業所が多いのではないかと思います。
田舎は1時間にバスが1本、もしくは昼間の時間帯はないということもよくあることです。
通所時間に間に合わない場合、送迎があると遅刻の心配も不要になります。
送迎は無料？有料？
ほとんどの場合、送迎は無料で利用できます。
そもそも工賃が少ないことで有名なB型作業所で、送迎の料金まで取られてしまっては手元に残る金額がなくなってしまいます。
まず大丈夫だとは思いますが、送迎を希望する場合は面接でその旨お伝えするようにしましょう。
送迎を利用する人、しない人
送迎があるにもかかわらず、利用しない人もいます。
自転車や公共交通機関を利用できる人はそちらの方がいい、と送迎をしません。
また「多数の人と同じ環境にいることが苦痛」と感じる方も中にはいるので、そういった方も利用しません。
反対に、身体に障害がある方は送迎が出ていると安心ですね。
また精神の障害の一環で、どうしても降りる場所が分からない、乗り方が分からない、という方もいるので、自宅に送迎が来てくれると不安は解消されます。
送迎は利用者の自宅前ではなく、ある場所に集合して皆が来るのを待ってから作業所に行く、という場合もあります。
B型作業所通所者の通所手段は？
B型作業所に通所する場合、送迎が利用できるのはありがたいですね。
ほとんどの場合、無料で利用できるのでお金の心配をしなくても良いこともメリットです。
では送迎を利用していない方は、どのような方法で通所しているのか見ていきましょう。
徒歩
近場に作業場がある、運動やリハビリがてら通所する、という方は徒歩で作業所まで通所します。
B型作業所に通所する方は、障害の程度が重い方が多いので、徒歩で通所する方は滅多にいないでしょうが、近場にある場合は散歩やストレス解消のつもりで徒歩通所しても良いかもしれませんね。
自転車
作業所まで10～20分程度の場所であれば自転車を利用する方もいます。
私がいたA型作業所で、自転車で通所している方がいました。
その理由は「バスに乗っても降りる場所が覚えられない」といった理由でした。
自転車は便利ですが、徒歩と同様、夏は暑く冬は寒く、雨風の影響もあるので少し大変ですね。
自家用車
免許を持っている、自家用車を持っているという方は車で通所します。
便利ですがその場合問題になるのが駐車スペースです。
作業所に駐車場があれば問題ないのですが、無い場合、近場の有料駐車場を契約して駐車することになります。
駐車料金を会社が補助してくれればいいのですが、あまり期待はできません。
ガソリン代も高騰していますし、損得を考えるのなら自家用車での通所はしない方が得かもしれませんね。
車社会の地域に住んでいる方は他に選択肢がないので、自家用車の利用もやむなしといったところです。
公共交通機関
電車、バスなどの公共交通機関を利用して通所する方もいます。
障害の中には人混みが怖い、狭い空間に閉じ込められることに強いストレスを感じる方もいるので、そういった症状が出ない方は利用できます。
ただしB型作業所は、原則として交通費の支給がありません。
1日の工賃が交通費を上回ってしまっては、何のための通所だか分からなくなってしまいます。
送迎がない、車も利用できないといった場合は自宅から通える範囲のB型作業所を探すようにしましょう。
家族の送迎
家族の送迎は一番安心できる通所方法ですね。
他人との接触が苦痛だったり遠くの作業所に通っていたりする場合でも問題なく通所できます。
送迎をしてくれる家族には負担がかかりますが、どうしても他に方法がない、近くにB型作業所がないという場合は、家族に送迎をお願いするようにしてください。
「いつもありがとう」のお礼も忘れないようにしてくださいね。
まとめ
B型作業所に送迎はあるのか、B型作業所に通所している方の交通手段について紹介しました。
B型作業所を探す際、交通手段に制限がある場合は送迎の有無も確認するようにしてください。
