A型作業所に通所したい人へ!おすすめの探し方

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障害により働くことができなくなってしまった。しばらくは療養に専念し、少し動けるようになってきた、仕事をしたい、と思ったら、まずは医師に相談しましょう。

本人は大丈夫、と思っていても、医師は「まだ無理」という場合もあるからです。

また「働きたいけれど、一般就労はまだ無理かな」という方にA型作業所という場所があります。

この施設は障害者を雇用して、最終的には一般就労・障害者雇用を目指す場でもあります。

「A型作業所に通所したい」という人へ、おすすめの探し方や注意点を紹介していきます。

A型作業所の探し方5選

A型作業所の探し方はいくつかあります。ここではA型作業所の探し方について5つ紹介していきます。

  • ハローワークに相談

ハローワークの障害者専用窓口に相談。

これは一番手っ取り早い方法です。

ご自分の前職やスキルを聞き取りされ、おすすめの求人をいくつか紹介してもらえます。

もしも失業保険を受給している期間内にA型作業所に再就職した場合、再就職手当が支給されることもあります。

再就職手当に関してはいくつか条件がありますので、職員に相談してください。

また障害者専門のパソコンが設置しているハローワークもありますので、自分で選んで応募することも可能です。

スマートフォンからも閲覧ができますので、ハローワークに行く時間が取れなくても、家でA型作業所探しができます。

  • 社会福祉協議会、市役所の障害福祉課

市役所の障害福祉課や社会福祉協議会でもA型作業所を紹介してくれることがあります。

居住区に合わせた求人案件をたくさん持っている場合もあるので、ハローワークと同時にこちらでも相談してみましょう。

  • インターネットで検索

インターネットでもA型作業所を探すことができます。

「県名 A型作業所」で検索すれば、求人がいくつかあると思います。

ただし、県によってはあまり求人がない場合もあります。

今、私の住む県で検索しましたが、A型作業所の求人はほとんどなく、A型作業所での「サービス管理責任者」の求人が多く上がっていました。

そういった点で考えると、やはりハローワークや障害福祉課の方がより多くの求人を知っている可能性が高いでしょう。

  • 転職サイトを活用

障害者専用の転職サイトもあります。

こちらははじめから「障害者」とうたっているので、一般就労の仕事はありません。

ただし転職サイトはA型作業所以外の求人が多いので、「絶対にA型作業所がいい!」という方には向いていない可能性があります。

  • 友人、知人が知っている場合もある

あまり期待はできないかもしれませんが、友人や知人がA型作業所の情報を知っている可能性もあります。

特にその人がサービス管理責任者など、障害者に関する資格を持っている場合、A型作業所にも詳しいので、「いまここでこんなA型作業所があるよ」といった情報を持っていることもあります。

また障害者同士でも、同じようにA型作業所の仕事を探しているかもしれません。情報交換してA型作業所を見つける、という手もありますね。

A型作業所に通所したい場合、注意する点は?

自分に合ったA型作業所が見つかった! ではA型作業所に通所する際、注意する点は何か、紹介します。

  • 利用料金がかかる場合もある

びっくりされる方も多いのですが、A型作業所に通所するために、利用料金を払うこともあるのです。

条件としては、一定の所得がある人、介護保険サービスが難しい、重度の障害者、市町村の条例によって決められた場合。

これらに当てはまる人は利用料金が必要になります。

しかしA型作業所に通所していた頃、利用料金を支払っているという人に会ったことはありません。

この点はあまり考えなくともよいでしょう。

  • 施設内の様子を見る

実際に入所する前、施設内の様子を見せてもらいましょう。

場合によっては、ハローワークの職員や支援員が同行してもらえる場合もあります。

たとえば車いすに乗っている人にとって、通りやすい通路になっているか、トイレは使いやすいか、どのような環境で仕事をしているのかをチェックしておきましょう。

何件か希望するA型作業所がある場合は、そのA型作業所の様子をメモしてから次のA型作業所の見学に行くと、比較できるので便利です。

  • 見学・体験をさせてもらう

私が通所していたA型作業所では、見学の他にも1週間ほどの体験入所がありました。

実際に作業をして「自分に合っている」と思った場合は面接に進んでいました。

しかし「合わない」と感じた人もいたのでしょう、それきり現れなかった、ということもあります。

仕事はその人の向き不向きがありますので、「ちょっとここはイヤだな」と思ったら、迷わず次のA型作業所を探しましょう。

  • 自分の障害に合った仕事内容かチェックする

たとえばExcelは苦手だけれど、それを日常的に使用するような業務では通所が苦痛でしかありません。

見学ができるのであれば、最初に「こういった仕事を希望します」と伝えておきましょう。

ハローワークの方から伝えてもらってもいいでしょう。

無理をしてまた症状が重くなったら、困るのは自分です。

自分の目できちんと見極めて、仕事内容をチェックしておきましょう。

  • 通所日数・時間などのすり合わせをする

A型作業所は自分で通所日数や時間を選択することができます。

週5日、5時間半が私の勤務時間でした。A型作業所の場合、就労時間が短いのが特徴ですが、それでも「まだ少し長い」と感じる人もいます。

その場合は、週4日4時間、という風に自分の希望を述べましょう。

A型作業所という性格上、断られることはまず無いと思って構いません。

  • 交通手段の確認

私の暮らす県は車がないとどこにも行けないような田舎だったので、車は必須でした。

しかし障害で車の免許を取得できない人も数名いました。

そうなると、通所は公共交通機関を利用することになります。

時間通りに出社できるのか、一度確認しておきましょう。

【まとめ】A型作業所からステップアップへ

A型作業所のおすすめの探し方、注意点を紹介しました。

前職のA型作業所の社長は「この会社は『舟』です。いつか皆降りる場所です」と常におっしゃっていました。

私は押し出される形で舟を下りざるを得なかったのですが、A型作業所の仕事も割合楽しかったな、と今では思っています。

A型作業所の仕事を探している方も、いずれは障害雇用や一般就労を目指して、頑張ってくださいね。応援しています。

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ひろと

以下の記事では、A型作業所で働くまでのステップについて解説しています。