A型作業所から障害者雇用で働くまでのステップ

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「そろそろA型作業所から障害者雇用に移ろうかな」と考えている人。おめでとうございます。それだけ症状が良くなったということですね!

「どうやってA型作業所から障害者雇用で働くのか分からない」という人ため、A型作業所から障害者雇用で働くまでのステップを3つに分けて紹介します。

A型作業所から障害者雇用までのステップ紹介①

A型作業所型から障害者雇用までのステップを紹介していきます。

障害者雇用を探す前にしておきたい、習得しておきたいステップから紹介します。

パソコンの基本的な操作を習得

現代の若者は何でもスマホで事足りるので、パソコンを使えない人が多くなったそうです。

ひと昔前までは、若年層が年輩上司にパソコンを一から教えていたというのに、すごいですね。

とはいえ仕事でパソコンを使用する機会は必ずあるでしょう。

障害者雇用の中には事務系の仕事も多くありますので、Word、Excel、PowerPointの基本的な操作ができるようになっておくと、就職に有利となります。

与えられた業務をこなす

当たり前ですが、「障害者雇用に移るから」とA型作業所の仕事をさぼってはいけません。

「〇月までに辞める」と決めていても、それまではA型作業所に通所している社員です。

「飛ぶ鳥跡を濁さず」との言葉もあります。

だらけた態度で仕事をせず、きちんと業務はこなすようにしましょう。

同僚とのコミュニケーションを取る

A型作業所は障害の関係からか性格なのか、よくひとりで閉じこもって作業をしている人が多い印象でした。

しかし障害者雇用で働く場合、コミュニケーションを取らなければならない場面もあるでしょう。

そこでもじもじしていたら仕事も上手く進められず、周囲も困ってしまいます。

障害者雇用に向けて、A型作業所に通所している間にできるだけ多くの人と話をして、コミュニケーション能力を上げておきましょう。

A型作業所から障害者雇用までのステップ紹介②

次はA型作業所から障害者雇用に移るため、実際にどのような方法で求人を探すことができるのか、紹介します。

ハローワークに相談

一番手っ取り早いのが、ハローワークに相談することです。

障害者専門窓口に相談しても良いですし、パソコンで検索して自分で「ここ、いいな」と思える仕事の紹介状を発行してもらっても構いません。

障害者専門窓口といっても、一般就労の募集も網羅しているので、希望職種などを言って相談に乗ってもらいましょう。

障害者専門の求人サイトに登録

CMでも「求人サイト」というものを多く見かけるようになりましたね。

ハローワークを通さず求人を募集しているので、意外な仕事が見つかる可能性も高いです。

また「障害者専門求人サイト」というものも存在しています。

主に障害者雇用の求人なので、他の求人サイトよりも仕事が見つかる可能性が高くなります。

ただし、求人サイトの多くは都心部での募集が圧倒的なので、地方在住の方は応募したくともできない、という場合もあります。

興味のある分野の仕事を探す

自分がやりたい仕事はなんですか? デスクワーク? それとも体を動かす仕事? ひとによってやりたい仕事内容は違います。

やみくもに仕事を探す前に「自分はどんな仕事がしたいのか」をはっきりさせておくと、効率よく求人を探すことができます。

それこそハローワークの窓口で「このような仕事をしたいのですが、案件はありますか?」と訊ねたら、あなたに見合った求人を提示してくれます。

給料や福利厚生も大切ですが、「働きたい」と思う気持ちもモチベーション維持のために大切です。一度じっくり考えてから仕事を探すようにしましょう。

A型作業所から障害者雇用までのステップ紹介③

自分の中で「こういう職場だったら、自分の体に無理なく働けるのでは」という大まかな目標は決まりましたか?

では次はどうすればいいのでしょう? 障害者雇用までのステップ③です。

希望する仕事に応募

「この会社ならやっていけそう!」という場合、さっそく応募に移ります。

ハローワークなら紹介状を発行して履歴書、職務経歴書を送ります。

求人サイトもほぼ同じです。

なかには何社応募しても不採用、という場合もあるかもしれません。

私自身もそうでしたが、くよくよせずに切り替えて次の仕事を探しましょう。

履歴書、職務経歴書の準備

コロナの影響もあり、最近は履歴書や職務経歴書はメールで送ることも多くなりました。

パソコンで履歴書や職務経歴書を書く利点は、間違えてもすぐに修正が可能なこと、志望動機意外は書き換えしなくても良いという点ですね。

また基本的なパソコンスキルがあるということもアピールできます。

自分のアピールポイントを探す

上記と同じ部分でもありますが、自分はどんな強みがあるのかを考え、志望動機に書くようにしましょう。

一般就労と違い、障害者雇用はあまり志望動機に関して詳しく突っ込むことは稀ですが、「A型作業所ではこういうことをした」「こういう資格取得のために勉強した」ということをアピールしましょう。

何も思いつかない、という場合は、ハローワークの相談員に相談してみるか、支援員の方に相談してみましょう。

案外客観的な視点で見てもらう方が、自分の強みを分かってもらっていることが多いですよ。

面接の練習

家族でもハローワークの職員さんとでも、誰でもいいですから一度は面接の練習をしておきましょう。

面接はとても緊張する場面ですので、上手く言葉が出ず、言いたいことの半分も言えなかった、ということもよくあることです。

一度でも事前に練習をしていれば、「こういう風に言った方が分かりやすいよ」などのアドバイスをもらえます。

「自分は本番に強いから大丈夫!」と過信せず、せめて志望動機が上手に伝えられるかだけでも、練習をしておくことをおすすめします。

まとめ

A型作業所から障害者雇用で働くまでのステップを3つに分けて紹介しました。

A型作業所に通所し始めた頃もそうでしょうが、採用をもらっていざ働き始めると、毎日が緊張の連続でイヤになってしまうこともあるかもしれません。

でも、A型作業所よりも給料が上がったり、福利厚生も良かったりとメリットも多いです。

いまA型作業所に通所している方も、ぜひ障害者雇用を目指して頑張ってください。

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ひろと

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