障害者雇用で仕事を探す際、気になるのは「ボーナス支給はしてくれる?」という点ではないでしょうか。
一般就労でもボーナスなしの企業がたくさんある中、障害者雇用でボーナスをもらえるのか、またボーナスありの企業を探す方法について紹介します。
障害者雇用でもらえるボーナスはどのくらい?
障害者雇用でボーナスって支給される? されるとしたらどのくらい?
疑問にお答えします。
大手企業で2.0~2.5ヵ月分
障害者雇用は大手企業の募集がたくさんあります。
大手企業の障害者枠でボーナスは月給の2.0~2.5ヵ月分が相場と言えます。
障害者雇用は人によって時間数が違うため、一概に「○○万円」とは言えませんが、ボーナスが出る企業は少ないのでありがたいことですね。
契約・パートはボーナス支給無しが一般的
ボーナス支給がある企業でも、正社員、一般就労のみの場合が多く、アルバイト・パートはボーナス支給が無いことが一般的です。
やはり時短勤務で就労しているという点がネックになっているのでしょう。
ボーナスを希望するならばフルタイムの障害者雇用を狙いましょう。
ただし体調面もありますので、無理のない範囲での仕事を探すことが大切です。
ボーナスなしの企業も多数
先述しましたが、ボーナス無しの企業も多数あります。
障害者雇用に関して言えば、大企業以外ほとんどの企業がボーナスなしといってもいいかもしれません。
私も特例子会社に勤務していますが、ボーナスはなしです。
納得して入社したのですから仕方ないのですが、正社員でも健常者はボーナスがもらえて、障害者雇用はもらえない、という点に「差別じゃないのか?」と思うことはあります。
【補足】昇給なしの企業も多い
ここは補足ですが、障害者雇用は昇給なしのところも圧倒的です。
ほとんどの場合、給料は県の最低賃金でそれが上がらない限り給料が上がることはありません。
「生活が成り立たない」とアルバイトをする方もいますが、体調が悪化する恐れもありますのであまりおすすめできません。
障害者雇用でボーナスありの企業を探すには?
「どうしても障害者雇用でボーナスが欲しい!」という方は、どのような形で障害者雇用の企業を探すのでしょうか。
ボーナス有りの企業を探すポイントを紹介します。
ボーナスありを目指すなら大手企業が狙い目!
障害者雇用は意外にも大企業からの求人が多々あります。
業務内容は事務作業やデータ入力、事務補助などの簡単な作業がほとんどですので、最低限WordとExcelの初歩的な知識があれば採用される確率が高くなります。
ボーナスを狙っている方は、大手企業の求人をよく見てみましょう。
求人サイトに登録して探す
最近は障害者雇用専門の求人サイトが多くなりました。
そこに登録すると、希望職種や配慮してほしいことなどを詳しく書くのですが、そこに「ボーナス支給あり」という項目がありますので、チェックを入れておきましょう。
ただしボーナス支給と言っても、寸志程度の金額しかもらえない、ということもありますので、その点は理解しておきましょう。
間違っても面接で「ボーナスはいくらもらえるのでしょうか?」とは聞いてはいけませんよ。
実績により特別ボーナスを獲得
あまりないことかもしれませんが、自分の実績を会社にアピールし「この人は使える」と判断された場合、特別にボーナスを支給される可能性もあります。
しかしこれは稀有な例で、ひとりにボーナスを支給したら不公平になってしまいます。
しかし絶対にない、とは言い切れないので、今の仕事を頑張って「自分はハンデがあっても仕事ができる」ということを見せましょう。
ボーナスはなくとも昇給が期待できるかもしれません。
まとめ
障害者雇用でもらえるボーナスについて、金額や詳細、ボーナスありの企業を探すポイントを紹介しました。
私も障害者雇用の就活をしている際、ボーナスなしの企業がほとんどでした。
それも仕方ないことと諦めていましたが、やはりボーナスは欲しいですよね。
ましてや頑張りに対して成果が得られないことは本人のモチベーションダウンにもなってしまいます。
しかし企業の方針ですから仕方がないことです。
ボーナスありの企業を探すことも大切ですが、重要なのは「ここで働きたいか」ということです。
いくらボーナスがもらえても仕事がつまらなかったり、自分のできる範囲を超えていたりしては体調にも影響が出てしまいます。
就活はくれぐれも慎重に。良い企業が見つかるといいですね。
障害者雇用で働くには、転職エージェントの利用がおすすめです。