障害者雇用に、イラストの仕事はあるのか?

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趣味でイラストを描いているという方はたくさんいるのではないでしょうか。

かく言う筆者もイラスト作成が趣味で、iPadでイラストを描いてFacebookに投稿しています。

「大好きなイラストで仕事ができないかなあ」と考えている方もたくさんいるでしょう。

今回は、障害者雇用でイラストの仕事があるのか、またその方法についても紹介します。

障害者雇用にイラストの仕事はある?

憧れのイラストレーター、障害者雇用である? 調べてみました。

イラストの仕事はあります! しかし……

イラストを描くことが好きな方、吉報です。

イラスト作成の仕事はあります!

最近はスマホゲームをする方が多いので、イラストレーターやデザイナーなどの人材が欲しい企業も多いのでしょう。

中には超大手ゲーム会社がイラストレーターを募集している場合もあります。

ただし問題がひとつ。イラストレーターの求人があっても、「障害者雇用」となるとほとんどありません。

筆者はまめに求人サイトをチェックしているのですが、イラストレーターの求人はほとんど見当たらず、あったとしても経験者や人材育成のため20代の若い人を募集していることがほとんどです。

また稀に障害者雇用でもイラストの仕事があったとしても、雇用形態はアルバイトやパートといったこともありますので、悩ましいところです。

ハードルは高いことを覚悟

イラストを描くことが好きな人は、数えきれないほどいます。中には寝ることも忘れてイラストを描くことに熱中している方もいます。

その中で自分の個性を活かし、企業の求める人材やイラストを描けるか。ボツの山でイラストを描くこと自体を嫌いにならないか。

またイラストの求人はとても倍率が高いことが予想されます。

1人の求人に百人近い応募があったとしてもおかしくはないでしょう。

その中で採用側が「お、このイラストはいいかも」と思えるようなイラストが描けるか。

またイラストの仕事になると都市圏がほとんどです。

地方在住の方がイラスト作成の仕事をしたくとも、応募すらできない場合がほとんどです。

中には在宅ワークを取り入れている企業もありますが、ほとんどは「研修期間は通勤」「週2~3日は出勤」といった形態で、フルリモートの案件はほとんどないでしょう。

この壁を取り払えるか、ハードルはとても高いことを覚悟しておきましょう。

採用後も難しい仕事かも……

厳しい競争を勝ち抜け、無事に就職したとしても問題はまだあります。

趣味でイラストを描いていた場合は、自分の好きな構図、描きたいキャラクターを自由に描けますが、仕事になるとそうはいきません。

クライアントが求めるイラストを描き、修正に何度も対応しなければならないかもしれません。何度もボツをくらい、くじけそうになるかもしれません。

またイラストも流行がありますので、常に勉強する必要があります。

それでも「描くことが私の生きがい! イラストの仕事がしたい!」という方が、イラストを仕事にできるのでしょう。

しかし前述したように、障害者雇用のイラストレーター求人はほぼありません。一般就労でも構わない、という方のみ応募することをお勧めします。

障害者雇用でイラストの仕事がしたい! 方法はある?

「イラストの仕事を諦めきれない」「障害者雇用でイラストを描きたい」。

その切実な気持ちは、自身もイラストを描いている身としてはとてもよく理解できます。

ではどうすればイラストを仕事に出来るのか、筆者なりに考えてみました。参考にしてみてください。

とにかく描く!

当たり前ですが、とにかく描きましょう。

専門学校や大学に行った人はともかく、専門的に勉強をしていない状態でイラストの求人に応募したとしてもほぼ間違いなく落とされます(実体験済みです)。

イラストと言っても色々あります。キャラクターイラスト、背景イラストなど、自分の得意分野もあるでしょう。

ひとつの分野を極めることもいいでしょう。

しかしオールマイティに描ける人材の方が、採用される可能性も高くなると考えられます。

デッサン、構図、色……勉強することは数えきれないほどあります。とにかく描きまくって、イラストのレベルを上げて自分の個性を磨きましょう。

SNSに投稿

インターネットが発達した現代、X(旧Twitter)やpixivに投稿したイラストやマンガが人気になり、素人でもイラストレーターとして活躍したり、マンガ本が出版されたりといったことが当たり前になりました。

これを使わない手はありません。

描いたイラストはどんどんアップしていきましょう。

はじめは誰からも見られないかもしれません。

しかしイラストが上達するにつれ、あなたのイラストのファンが現れる可能性もあります。

もしかしたらフォロワーが数万、それ以上の人があなたのイラストに惹かれるものを感じるかもしれません。

企業もそれは同じで、今人気のイラストレーターはいないか、常にチェックをしているようです。

特にXは閲覧している方も多いSNSなので、積極的に利用していきましょう。

中には辛辣なコメントをする人もいるかもしれませんが、修行と思って描きまくって、実績を作っていきましょう。

クラウドソーシングサイトへ登録

クラウドソーシングサイトではイラスト募集の案件もあります。

そこに応募して実績を作ってから企業に応募するという方法もあります。

求人の内容は様々で、店舗のキャラクターを募集したり、YouTubeマンガを描いたりする案件があります。

ただしこの募集でも応募する方が多いので、当選するには相当のデッサン力、色彩感覚や斬新な構図など、求められるものは多数あります。

筆者もいくつかキャラクターデザインの案件に応募しましたが、まったく採用されませんでした。

ポートレートの作成

本気でイラストを仕事にしたいのなら、ポートレートは絶対に必要です。

ポートレートとは簡単に言えば、「自分はこんな作品を作ってきました」という、あなただけの「作品集」といったところでしょうか。

最近は履歴書などもメールで送るようになったので、その際に「ポートレートの提出」を求める企業もあります。

ポートフォリオサイトもいくつかありますので、作品が完成したらサイトにもアップして、間口を広げる努力を忘れないようにしましょう。

【番外】A型作業所、B型作業所へ通所

どうしても障害者雇用でイラストを仕事にしたいのに、求人がない。あっても採用されない。

そういった方は、A型作業所、B型作業所という道もあります。

筆者自身の印象では、特にB型作業所がイラスト作成業務を募集しているところが多い印象です。

A型作業所、B型作業所は、障害者雇用に比べると規則が緩い、時短勤務などの希望が通りやすいといったメリットがあります。

ただし、給料が低い(特にB型作業所は月2万いけばいい方です)、高度なイラストを求められないといったデメリットもあります。

どちらが良いかは個人によって違いますが、A型作業所などがイラストの仕事があることが多いことを知っておいてください。

まとめ

障害者雇用にイラストの仕事はあるのか、またイラストを仕事にするための方法についても紹介しました。

確かに障害者雇用でイラスト作成の仕事はありますが、採用される人はごくわずか。

好きなことを仕事にしたい気持ちはよく分かりますが、壁は決して低くないことを充分に理解してから就活に臨んでください。

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ひろと

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