「障害の関係で通勤して働くことが難しい」という障害者は大勢います。
通勤できないがために仕事ができないのは、生活面も含めて重要な問題です。
今回は、障害者雇用にテレワーク業務があるのか、またテレワーク業務のメリット、デメリットについても紹介します。
障害者雇用にテレワーク業務はある?
コロナが流行していた時期、テレワークで仕事をする企業がたくさんありました。
障害者雇用にテレワーク業務はあるのか、紹介します。
障害者雇用でテレワークはあります
はじめに結論からですが、障害者雇用にテレワーク業務はあります。
事実、私も障害者雇用の完全在宅で仕事をしています。
ただし求人数は多くありません。
またテレワークといっても「週に1回は出勤」という条件の企業もあります。
テレワークは障害を持っていても働ける貴重な業務なので、応募が殺到することも考えておきましょう。
地方在住でも都市圏の企業に就労できる
県をまたいで障害者雇用につながることはテレワークの最大のメリットと言えます。
また障害者雇用は最低賃金が目安になっていますが、都市圏の最低賃金は地方に比べると高い傾向にあり、ほんのわずかですがお給料が高くなります。
障害者雇用でテレワーク、メリットは?
障害者雇用でテレワークがあることが分かりました。
では障害者雇用でテレワークをすることに、どのようなメリットがあるのか、自身の体験を交えつつ紹介します。
外で働くことが難しい人にもできる仕事
障害の都合上、外で働くことが困難な人、通勤することが怖い人、人込みにいると具合が悪くなる人。
障害の名前は同じでも症状はその人によって違ったものがあります。
私自身、毎朝通勤することが困難な症状なので、テレワークはとても向いている仕事です。
体調優先で仕事ができる
障害者雇用は体調優先で仕事ができることが大きなメリットです。
さらにテレワークとなると自宅で仕事ができるため、より安心して働ける環境です。
万が一具合が悪くなって早退する場合でも、帰宅時間がないためすぐに横になれる環境というのもメリットです。
ひとりで作業することが好きな人にとって天職
私自身もそうですが、ひとりで作業することが好きな人にとってテレワークは天職とも言える仕事です。
私は文章を書くことを業務としていますが、他にもテープ起こし、書類作成などの業務があります。
ただし、まったく他の社員とコミュニケーションを取らない、という訳ではありません。
確かに通勤の場合と比べるとひとりで作業することが多いですが、個人で作業をするので普段よりもより報連相が大切になります。
障害者雇用でテレワーク、デメリットは?
障害者雇用でテレワークをすることのメリットを紹介しました。
では次に、テレワークで起こるデメリットについても紹介します。
分からないことがあってもすぐに聞けない
私の会社では、疑問点があった場合メールかSkypeを使用して上司に相談します。
しかし即レスポンスが来るとは限らず困ってしまうこともあります。
対面で仕事をしていればすぐに解決する問題も、メールやSkypeを通して相談するので普通よりも時間がかかります。
コミュニケーションが取りづらい
前述のようにひとりで作業するので、コミュニケーションが取りづらい点もデメリットです。
私が勤めている企業はSkypeで面談をすることもありますが、その際も顔出ししなくても良い、となっているので、話している相手の顔も分かりません。
またチーム内に何人所属していて、どんな名前なのかもうろ覚えの状態です。
これはテレワークのデメリットかな、と思います。
サボる人もいる
家で仕事をするとなると安心してサボる人もいます。
障害者雇用なので自分の体調優先に仕事をして良い、というお達しがあるのですが、明らかに「あなた仕事していないでしょ?」という人もいます。
こればかりは「体調が悪いので業務が進みませんでした」と言われればそれまでなので、どうしようもない問題とも言えます。
またこれは自身にも当てはまるのですが、家で仕事をするので服や化粧に無頓着になってしまいます。
最低限パジャマから着替えることはしていますが、ルームウエアで仕事をしていることがほとんどです。
社会人として、きちんとした格好をしなければ、と思うのですが、家だとどうしてもだらけた格好になってしまうのが悩みです。
まとめ
障害者雇用にテレワークはあるのか、またテレワークのメリット・デメリットについて紹介しました。
障害者雇用のテレワークは全国から応募できるので、条件の良い求人は応募が殺到する可能性もあります。
また仕事内容が自分に合っているのかも分かりません。
しかし通勤が難しい障害者にとっては、テレワークは期待の仕事。ぜひ応募して採用をつかんでください。
障害者雇用で働くには、転職エージェントの利用がおすすめです。