障害者雇用には様々な仕事がありますが、「プログラミングの仕事がしたい」と考えている方はいませんか?
今回は、未経験だけれど障害者雇用でプログラマーになることは可能なのか、またその際の注意点について紹介します。
未経験で障害者雇用のプログラマー、できる? できない?
プログラミングの知識は一朝一夕で身につくものではありません。
未経験でプログラマーになることはできるのでしょうか。
即戦力のある中途採用が優先
IT業界は人材不足が叫ばれています。
ある調査では、将来的には40~80万人のIT人材が不足する、と予想されています。
そのためITは中途採用の場合、即戦力のある人材を求めています。
プログラマーの仕事内容は基本的にどの会社も同じなので、一から教育する必要がないことから中途採用の募集も多数あります。
未経験でもOKの企業もあり
「自分は未経験だから障害者雇用で働くのは無理?」と考えている方、安心してください。
IT業界では人材不足を補うため、スキルがない未経験者を積極的に採用して仕事を教えながら人材育成に力を入れている企業もあります。
一般企業が多いのですが、もちろん障害者雇用でも同じく「未経験者歓迎」の企業もあるので、知識は乏しいけれどプログラマーの仕事に興味がある、という方はぜひ応募してみましょう。
ただし、未経験採用が通用するのは、筆者の実感として20代まで。
30代になると未経験者は不採用になる確率が高くなります。
基礎的な知識を身につけている方が採用可能性は高い
まったくの未経験でも丁寧に教えてくれる企業もありますが、できれば基礎的な知識程度は身につけておくと、採用の確率が高くなります。
プログラミングの勉強は、独学、スクールに通う、通信教育など様々あります。
面接を受ける際「○○程度の知識はあります」とアピールできると「この人は本気でプログラミングをやりたいのか」と好印象を与えられるはずです。
また転職の際もスキルが身についていれば即採用、といったこともあります。
未経験の障害者プログラマー、注意点は?
未経験で障害者雇用のプログラマーはたくさんあります。
しかしプログラマーはいざ始めてみると結構大変な仕事です。
特に未経験の場合は何がなんだか分からない、ということもあるでしょう。
未経験で障害者雇用のプログラマーに、注意点を紹介します。
常に勉強する意識を持つ
未経験でIT業界に入社した場合、まずは勉強です。
プログラミング言語は基本中の基本。またIT業界は常に進歩していますので、情報収取スキルが欠かせません。
常に最新の情報を意識し仕事に臨むので、「プログラマーの仕事はきつい」と言われます。
未経験は若年層が有利
前述したように、未経験で採用されるのはほとんどの場合、20代までの若年層です。
それ以降の年代になると未経験の場合不採用になる確率が高くなります。
前職でプログラマーの仕事をしていたか、自分で勉強して「即戦力になれる」といった自信がない限り、30代以上の年齢層は未経験での採用は難しい、あるいは求人がないと思っておきましょう。
独学の場合、挫折の可能性が高い
「プログラマーの仕事をしたいから勉強をしよう!」と決意し勉強をしても、はじめは何を言っているのか分からないことだらけだと思います。
また独学での場合、分からないことやつまずいたことがあっても誰にも聞けないので途中で挫折してしまう可能性が高くなります。
また一説には独学でプログラミングの勉強を始めると、最低でも2年は必要だと言われます。その時間、もったいないですよね?
挫折しないためには、プログラミングスクールに通うのが一番良い方法です。
通信教育もありますが、独学と同じなのでいくらテキストを見ても分からない、という場合挫折の可能性もあります。
独学の場合は、ある程度は自己投資と割り切ってスクールに通うのが一番の近道です。
またスクールによっては厚生省の給付金対象スクールもありますので、費用を安く抑えたい場合、選択肢に入れてみましょう。
コミュニケーションスキルが必須
「プログラマーってひとりでパソコンいじっていればいいんじゃないの?」と思われるかもしれませんが、それは間違いです。
システム開発をする場合、数人のグループを組んで仕事を進めるので報連相が欠かせません。
また上司と相談して仕事の進捗状況を確認し、責任者になればクライアントとのやり取りも業務になりますので、「ひとりで黙々作業」ではないことを知っておいてください。
まとめ
障害者雇用で未経験プログラマーになることは可能か、またその際の注意点について紹介しました。
プログラマーはキツイ仕事として有名ですが、好きな方にとってはとても楽しい仕事です。
未経験でも意欲がある、基礎知識があるなど自身の努力を見せられると、採用の可能性もあり得ます。
最初は大変かもしれませんが、立派なプログラマーになってくださいね。
障害者雇用で働くには、転職エージェントの利用がおすすめです。