学生時代、英語が得意だった方もいるでしょう。
中には日本を飛び出して海外留学やワーキングホリデーを利用した方もいるかもしれませんね。
今回は障害者雇用に英語力が求められる仕事はあるのか、また英語を活かした仕事に就くため必要なことについて紹介します。
障害者雇用に英語力が必要な仕事はある？
英語力があるという強力な武器を持つあなた。そのままではその武器も錆びてしまい活かされることなく忘れてしまった……ということになりかねません。
英語力が必要な仕事を紹介します。
英文事務
一般事務でも「英語を使える方歓迎」といった文言がありますが、英文事務の仕事であれば始終英語に触れる仕事になります。
海外の会社に電話したりメールをしたり、資料を作成したりすることが業務になります。リスニングと筆記、どちらも必要な仕事ですね。
翻訳業務
翻訳業務の仕事も英語が必要な業務です。
求人数も多くありますし、クラウドソーシングサイトでも通訳・翻訳業務の仕事は割合単価が高いので、英語をしっかりと理解し、適切な日本語に置き換える高度な技術が必要です。
場合によってはフリーランスで翻訳家になれる可能性もありますので、仕事の合間にさらに英語の勉強を進めて、ステップアップを目指す人もいます。
空港のグランドスタッフ
当たり前ですが、空港では色々な国の人が行きかいます。
その中で英語は特に重要な言語です。
英語は世界で一番使われている言語と言われるように、外国人は母国語、英語など多数言語を話せる人も珍しくありません。
その中で英語を使ってお客様のサービス・サポートをする業務は英語が好きな方には楽しい仕事かもしれませんね。
しかし長期休暇中などは渡航者が多いので、多忙で体調が悪くなった、といったことがないよう、体調管理は絶対に必要です。
ITエンジニア
ITエンジニアにも英語力が活かされる場合があります。
IT社会はこれからも伸びる職種と言われ、人材不足が問題化しているそうです。
英語を使えるエンジニアも充分とは言えないので、英語力がある人は重宝されること間違いなしです。
外資系企業
外資系企業は海外の企業が日本に進出した日本法人を指します。
少し前の話ですが、楽天やユニクロ、ソフトバンクなどの企業が会社内の公用語を英語にしたことが話題になりました。
日本語が出来ない外国人とのコミュニケーションには英語が一番密に話ができる言語です。
英語力を活かした仕事に就くために必要なことは？
「英語を活かした仕事をしたいな」と考えているあなた、やみくもに求人に応募しても採用に至らない可能性があります。
英語力を活かした仕事に就くためのポイントを紹介します。
TOEIC600点以上が業務に滞りのない英語力
いくら「英語が使えます」と言っても、具体的な証明がないと企業側は「業務で使える英語力はあるのか？」と思ってしまうことは容易に想像できますね。
一番簡単な方法は資格試験やTOEICなどの点数を記載すること。TOEICは世界中で有名な英語能力試験なので、点数が高いほど「この人は英語力が高い」と納得してもらえます。
一般的に600点以上あれば、業務に差しさわりのない範囲で仕事ができると言われます。TOEICを受けたことがない方、点数が満たない方は勉強して少しでも英語力を高める努力をしましょう。
英語検定2級
英語検定も英語力を測るのに最適な資格です。一部では「英検では何の役にも立たない」と言われていますが、そのようなことはありません。
確かに3級以下では「まだまだ」と見られますが、2級なら履歴書に堂々と記載できる資格です。
TOEICと同時に受験して、両方の資格を記載するのも良い方法です。
どちから一方しか取得していない場合は、ぜひもうひとつの資格にチャレンジしてみてください。
実務に使える英語力はない、でも英語を使った仕事をしたい場合は？
少しずれますが、「英語は多少分かるけれど、まだ仕事では使えそうもないな」と考えている方もいるでしょう。
どうしても英語を使った仕事をしたい場合は、とにかく勉強、それしかありません。最近はアプリで学習するスタイルが流行りですので、通勤時間や休憩時間に少しだけ勉強するなど、スキマ時間を上手に活用しましょう。
英語はとにかく触れて慣れるしかありません。英語を使った仕事に就きたい、と考えているのなら、英語が好きな人でしょう。そのための努力なら「将来のために」と楽しく勉強ができるのではないでしょうか。
独学は挫折するかも……と不安に思うのであれば、英会話スクールに通って先行投資をしましょう。「お金を出した分、モトを取る！」とさらなるやる気につながります。
まとめ
障害者雇用に英語力が求められる仕事はあるのか、またその仕事に就くためのポイントを紹介しました。
今は小学校から英語の勉強を始める時代。将来的に日本人は日本語と英語、両方できるのが当たり前の時代になるのかもしれませんね。
英語は使わないとどんどん忘れていってしまうものです。
英語を仕事に結び付けたいのなら、事前にしっかり復習をしたうえで応募・面接に臨んでください。
障害者雇用で働くには、転職エージェントの利用がおすすめです。