障害者雇用がしんどいと思う時6選!

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「障害者雇用って思っていたほど楽じゃない……」と感じる方、いませんか? 

実は筆者も障害者雇用は入社前に思い描いていたことと違う点が多く、入社したことを少し後悔しています。

今回は障害者雇用がしんどいと感じる時6選、またその対処法6選を紹介します。参考にしてみてください。

障害者雇用がしんどいと思う時6選

仕事がつらい、しんどいと思うのは障害者も健常者も同じです。

障害者雇用ならではの「しんどい」6選を紹介します。

給料が低い

何度も書いていることですが、障害者雇用は一般就労の給料に比べてはるかに低い金額です。

そもそも一般就労は週40時間に対し、障害者雇用は週30時間しか働けない職場がほとんど(企業によっては40時間対応していることもあります)。

労働時間が短いので給料が低いのは当然です。

しかし同じ仕事をしているにもかかわらず、「障害者雇用だから」という理由で最低賃金の給料で働かされたり、昇給がなかったりという企業がたくさんあります。

筆者の企業も昇給・昇進・ボーナス・退職金、なにもありません。

このような状況で仕事のモチベーションを保て、というのはどだい無理な話でしょう。

単純作業で飽きる

「障害者だから」という理由で単純作業、ルーティンワークしか与えられないという話もよく聞きます。

はじめは緊張しつつ仕事をしていても、次第に慣れていき、最終的には飽きてしまいます。

他の仕事がしたいと頼んでも「いや、それは他の人がやるから」とけんもほろろ。

障害者が邪魔だと思っているのか、それとも過度に気を遣いすぎた結果なのかは分かりませんが、単純作業ばかりだと「自分は会社に必要ないのでは」とネガティブに考えてしまいますよね。

合理的配慮がない

企業は障害者を雇用する際、合理的配慮をする必要があります。

たとえば時短勤務、出勤時間の融通、障害の特性で得意なこと、苦手なことなどを配慮する。

こういった配慮は障害者が仕事をする上で欠かせないことなのですが、中には「とりあえず数合わせのための障害者雇用」と考えている企業も多く、そういった企業は障害者への配慮がなかったり仕事を与えなかったりと、障害者にとって非常に居づらい場所です。

健常者からのモラハラ

障害者の数は年々増加しているそうです。

個人的には「発達障害」が認知されるようになってきた頃から障害者が増加したような印象を受けます。

今までは「少し変わった人」と受け取られていた人が、実は発達障害だった、という話をよく聞きます。

しかし健常者の中には「障害者(特に精神障害者)は甘え」と堂々と言い切る人もいます。

特に障害について知識がない年配者に多い印象です。

筆者は過去にA型作業所に通所していましたが、そこの上司でさえ、障害者について理解していない、特性についても「努力すればできる」と言い切るような人でした。

障害者ばかりが集まるA型作業所でさえそうなのです。

企業の障害者雇用の方へ、無神経な発言をする人がいてもおかしくありません。

中には健常者のモラハラ・パワハラに耐えられず退職する人もいます。

仕事がなくて暇

前述にも書いたように、障害者雇用は単純作業、ルーティンワークを任されることが多いです。

単純作業は飽きる上にすぐに仕事が終わってしまうので、暇になってしまうことが多々あります。

他の人は忙しそうにしているのに、自分は時間を持て余している……。

罪悪感を抱く障害者もいます。

この件に関しては部下の仕事を見る上司の責任でもありますので、しっかりと対策してもらいましょう。

人間関係がしんどい

障害者も健常者も同じで、人間が多くいればいるほど人間関係の軋轢は産まれます。

よくあるのが、健常者は健常者同士、障害者は障害者同士で固まってしまうことです。

理想は同じ企業で働いている者同士、障害などの垣根なく仕事をしていければ一番ですが、現実にはまだ難しいところです。

健常者の中には障害者を「上から目線」で接する人もいますので、そこから人間関係のトラブルに発展することも珍しくありません。

障害者雇用がしんどいと感じたら……対処法6選

「障害者雇用ってしんどいなあ……もう辞めてしまおうかな」と思っているかもしれませんね。

しかし辞める前にできることがあるかもしれません。

障害者雇用がしんどいと思ったら、対処法を試してみてください。

上司に相談

まずは上司に現在の状況を説明し、問題解決をしてもらいましょう。

上司は自身の仕事のみならず部下の仕事振りやトラブルが起きていないかを見ることも仕事の一環です。

仕事がなくて困っている、人間関係で悩んでいる、障害について……。

とにかく誰かに相談しましょう。

当の上司が悩みの種なら、その上の上司に。

「もういいや、辞めてしまおう」と諦める前に、できることならなんでもしてみましょう。

副業

給料の低さで悩んでいるなら、副業をしてみることも手です。

しかし筆者の考えではあまりお勧めできない方法です。

というのも、毎日6時間仕事をしたうえで、さらに数時間別の仕事をするのです。

障害を抱えた方にとって、心身共に疲弊して症状が悪化してしまうのが心配です。

どうしても副業をしたい場合は、主治医に相談して許可を得てから始めましょう。

最近はクラウドソーシングサイトでコツコツ副業をしている方もいますので、あまり体力・気力を使わない仕事なら新鮮な気持ちで仕事ができるかもしれませんね。

モラハラは無視

障害者に対するモラハラ。

これは本人にどれだけ説得しても意味がないように思います。

仮にモラハラを辞めたとしても(まず無いことだと思いますが)、心の中では障害者をバカにしている可能性が高いからです。

「人は変わる生きものだ」と言われますが、同時に「絶対に変わらないこともある」と筆者は思っています。

パワハラやモラハラは無視に限ります。

「どうしても許せない」「上司に申告したい」と考えているなら、言われたことをメモ(日付、時間、内容)する、ボイスレコーダーで録音するなど記録を残して上司に提出しましょう。

改善案が見つかるかもしれません。

自身の障害や特性について話す

「障害者雇用で入社しました」と言っても、他の人は「○○病って聞いたけれど、どういう病気?」と思っていることもあります。

うつ病などは有名なのである程度知識を持っている方は多いですが、症状にも個人差があるので、「同じ病名でも症状は違う」という事までは考えが至らないかもしれません。

自分の障害の他に、「こういった特性があるので、フォローをお願いします」「この作業なら得意ですので、仕事を回してください」など、自分から積極的に話すようにしましょう。

「自分の障害を詳しく話したくない」という方もいますが、最低限のことを話さないと、先輩や上司もあなたの扱いに困っているかもしれません。

できること、配慮をお願いしたいことをはっきりと伝えておきましょう。

自分からできることを探す

仕事がなくて「社内ニート」状態なら、自分からできることを探しましょう。

忙しそうにしている人がいるなら「何かできることはありますか」と声かけをする、上司に「仕事が終わったので他の仕事をください」とお願いする。

それでも何もないなら、今の仕事に必要な資格の勉強をするなど、できることはあります。

指示を待つだけでは社内の方からひんしゅくを買ってしまうかもしれません。

ぜひ自分からも行動を起こすようにしましょう。

転職する

「この会社はどうしても無理」と思ったのなら、最後の手段、転職です。

しかしこれは本当に最後の最後まで考えに入れないようにしましょう。

というのも、先述したように障害者の人数は増えているのにもかかわらず、障害者雇用の数はそこまでないので、再就職先を探すにもなかなか採用に至らないことも大いにあるからです。

また上手く再就職が叶ったとしても、しんどい点はどこにでもあります。

それはしっかりと頭に入れておいてください。

まとめ

障害者雇用がしんどいと思う時6選、また対処法6選を紹介しました。

障害者雇用に限らず、基本的に仕事はしんどいものですよね。

その中でハンデを背負いながらでも働きたいという姿勢は素晴らしいものです。

障害者雇用がしんどいと感じたら、ぜひ対処法を試してみてください。

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ひろと

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