障害者雇用で働きたいけれど、体力に自信がない。まだバリバリ働けない。
そんな方には障害者雇用の中でも「軽作業」の仕事を探してみませんか?
軽作業は障害者の中でも人気の仕事で、求人も多くあるうえ、メリットもたくさんあります。
今回は障害者雇用に軽作業の仕事があるのか、またそのメリットとデメリットを紹介します。
障害者雇用に軽作業の仕事はある?
障害者雇用に軽作業の仕事はある?
またどんな仕事がある? 紹介していきます。
障害者雇用のほとんどが軽作業
自身の今までの経験上、障害者雇用枠の仕事内容はほとんどが軽作業でした。
軽作業と言っても人によって解釈が違いますが、少なくとも建築業や運輸業などの重労働で障害者雇用はありませんでした。
障害者雇用ということもあり、ほとんどが事務やデータ入力などの軽作業求人がほとんどです。
データ入力作業
では具体的にどのような作業があるのか、紹介します。
まず多いのがデータ入力業務です。
与えられたデータをもとに、パソコンで打ち込む作業です。
集中力が求められる仕事ですが、慣れてしまえば簡単なので人気の求人でもあります。
事務作業
事務作業も障害者雇用に人気の仕事です。
事務未経験でも採用してくれる企業もあります(ただし未経験は30歳までが限界のようです)。
Word、ExcelのスキルとタイピングができればOK、という会社がほとんどです。
中には「英会話できる方歓迎」といった募集もあります。
英語力に自信がある人は応募してみませんか?
接客業務
レストランやカフェなどの軽作業もあります。
障害者雇用で接客業となると、お客様と直接接触するよりは裏方に回って食器の洗浄や調理補助などの作業がほとんどです。
人と接することが苦手な方でも、裏方作業なら安心して働けるでしょう。
倉庫内軽作業
倉庫内の商品を数えたり計量したりする作業もあります。
こちらもデータ入力のように黙々と作業ができるので、ルーティンワークが好きな方に向いている仕事と言えます。
中にはピッキング業務などもありますので、フォークリフトの免許を取得していると採用される可能性が高くなります。
食品の製造・販売など
接客業に通じる仕事ですが、食品の製造・販売もあります。
企業によって違いますが、調理をすることもあれば、完成したものを包装する業務など多種多様な仕事があります。
製造工場になると立ち仕事がほとんどですので、軽作業かどうかは本人の体力次第です。
また商品を販売する業務もあります。こちらは接客業になるので、お客様と直接話をして販売する作業。
「人と話をすることが好き」という方に向いている仕事です。
障害者雇用で軽作業、メリットとデメリットは?
障害者雇用で軽作業の仕事を探しているけれど、メリットとデメリットはどんなものがあるのでしょう。紹介していきます。
体力がない人でも仕事ができる
軽作業で一番のメリットは、体力がない人でもできる作業が多いということでしょう。
今まで休養していて体力がない人にとって、軽作業は始めやすい仕事。
今まで就業経験がないという方もすぐに仕事が覚えられることもメリットです。
簡単作業が多いので仕事がすぐ覚えられる
上記に通じますが、簡単な仕事が多い軽作業は、初めての方でもすぐに覚えられる仕事が多いのが特徴です。
特に障害者雇用は企業からの配慮がありますので、簡単な仕事を与えられることが多いはずです。
「仕事を覚えられなかったらどうしよう」といった不安はほとんどありませんので、気軽に応募してみてください。
コツコツ作業が好きな方には天職
軽作業はほとんど同じ作業の繰り返し。
そのためルーティンワーク、コツコツ作業が好きな方にとっては天職と言っていい仕事でもあります。
筆者もコツコツ・黙々作業が好きなので、反対に自分で考えて仕事を探す、ということが苦手です。
ただし人によっては苦痛に感じることもあるので、自分がどういった仕事に向いているか、考える必要があります。
単純作業で飽きやすい
ここからはデメリットです。
何度も書いていますが、軽作業=単純作業、ということが多いので、毎日毎日同じ作業の繰り返しに飽きてしまう方もいるでしょう。
これは本人の性質の問題なので、誰が悪いといった訳ではないと思います。
障害者雇用で仕事を探している方は、はじめに自分の性格ややりたい仕事をよく考えた上で就活するようにしましょう。
ルーティンワークが苦手な人には難しい
上記と同じですが、ルーティンワークが苦手な方にも軽作業はあまり向いていない仕事です。
軽作業と言っても中にはルーティーン作業ではなく違う仕事がどんどん舞い込む、といった業務があるかもしれません。
しかし障害者である私たちはあまり仕事を詰め込み過ぎると、過労やストレスで症状が悪化してしまうかもしれません。
障害者雇用は色々な仕事がありますので、あえて苦手な仕事に挑戦せずとも、他に仕事があるはずです。
安易に決めずに「ここで長く勤められるか」を考えるようにしましょう。
人とのコミュニケーションは必須
コツコツ作業、黙々作業でも、一日誰とも会話をしないことはあり得ません。
完全在宅の仕事なら別ですが、必ず誰かと話をして、仕事のことや報連相など、業務のことを話さなければいけません。
自身の経験から話しますと、A型作業所は多少コミュ障で、話ができない人でも「この人はこういう人」と受け入れてくれる環境でしたが、障害者雇用はそこまで甘くありません。
障害者雇用として仕事をするなら、あなたは「社会人」です。最低限のコミュニケーションを取る努力をしましょう。
まとめ
障害者雇用に軽作業の仕事はあるのか、具体的な仕事例や、メリットとデメリットを紹介しました。
軽作業は簡単で仕事を覚えやすい反面、飽きてしまう人も少なくありません。
自分の性格ややりたい業務、求人情報をよく把握したうえで就活するようにしてください。
障害者雇用で働くには、転職エージェントの利用がおすすめです。