「前職が清掃業務に就いていたから、障害者雇用でも清掃業務をしたいな」と思っている方、いませんか?
「でも障害者雇用で清掃業務ってある?」と疑問を持っている方に、障害者雇用に清掃業務はあるのか、また清掃業務に向いている人を紹介します。
障害者雇用に清掃の仕事はある?
障害者雇用の業務はたくさんありますが、清掃業務はあるのでしょうか。
紹介していきます。
清掃業務、あります!
インターネットで調べたところ、全国で8000件以上の清掃業務の求人募集がありました。
それだけたくさんあるのなら、ひとつの県に何か所も清掃業務作業の仕事をする会社があるでしょう。
前職やA型作業所、B型作業所などで清掃業務をしていた方なら採用される確率も高いかもしれません。
駐車場
ここからは具体的な清掃業務の場所を紹介します。
駐車場はゴミが落ちていたり雑草が生えていたりと仕事がたくさんあります。
また駐車場が広いと大人数で作業をしないと業務時間内に仕事が終わらない可能性もあります。
外での作業ですので天候に左右されがちな仕事でもあり、体力仕事でもあります。
会社内
会社内の清掃業務もあります。
主に床掃除やトイレ清掃などを綺麗に掃除します。
求人の中には夜、社員が帰宅してから清掃する会社もあります。
その場合深夜の作業になりますので持病がある場合体調を崩しがちになります。
深夜作業の清掃会社に就職したい場合は、主治医ともよく相談のうえ決めるようにしましょう。
窓ガラス
よくビル外側から窓ガラスを清掃している方々を見かけますね。
窓ガラスは雨風で汚れやすいので特に綺麗に作業しなければいけません。
ゴンドラに乗って作業する場合もありますので、高所恐怖症の方には難しい仕事かもしれません。
室内での窓掃除は、窓ガラスだけでなく窓の桟部分や埃のたまりやすい部分も丁寧に掃除します。
来客スペース
来客者が「この会社は不潔だな」と思われないよう、より丁寧な作業が求められます。
来客スペースには企業によって違いますが、埃の溜まりやすい置物や色の濃いテーブルが置かれていたりするので埃が目立ちやすくなっています。
清掃業務に携わる方は、来客者が不快な思いをしないような作業が必要です。
障害者雇用の清掃仕事に向いている人は?
障害者雇用で清掃業務はたくさんあること、主な就業場所について紹介しました。
次は清掃業務に向いている方を紹介します。
前職も清掃作業に就いていた
A型作業所、B型作業所でも清掃業務の仕事が多数あります。
それらの経験があると、ある程度の手順が分かっているので採用する企業も「経験者」として見てもらえるので、採用の確率が高くなる可能性があります。
きれい好き
汚い部屋でも平気な方は清掃業務に向いていません。
潔癖症とまではいかずとも、常に綺麗な状態を保ちたい、それで喜んでもらえることが嬉しい、と感じる方は清掃業務に向いています。
ルーティンワークが好き
清掃業務は基本的に同じ作業を繰り返し行います。
そのため「ルーティンワークは苦手!」と感じる方には清掃業務はやめておいた方が良いでしょう。
反対に「ルーティンワーク大好き!」な方は清掃業務に向いています。
仕事を覚えてしまえば自分なりに「こうすれば効率よく作業ができる」といった考えになり、素早く丁寧に作業ができるようになります。
ひとりで黙々と作業することが好きな人
基本的に大きな場所(駐車場、ビル全体など)で作業する場合、チームを組んで清掃にあたりますが、作業それ自体は個々で行います。
そのためひとりで黙々と作業ができるので、コミュニケーションを取ることが苦手な方に合った仕事と言えます。
しかし同じチームのメンバー同士なのですから、まったく会話をしない訳にはいきません。
少しずつで構いませんので、話をする練習をしてくださいね。
トイレ清掃が苦にならない人
清掃業務の中にはトイレ掃除をすることがよくあります。
清掃業務に就きたいけれど「トイレ掃除はイヤ」という方は結構いるものです。
しかし清掃業務は室内での作業が多いので、トイレ掃除は欠かせません。
トイレが汚いとクレームに繋がる可能性もあるので、「絶対にトイレ掃除はイヤ!」という方は外の清掃業務に就く、または仕事を変えるしか方法はないでしょう。
テキパキと動ける人
清掃業務は時間との勝負です。
特に深夜の時間帯で清掃するには、朝までに清掃を終えないと社員が出勤してしまいます。
清掃業務が初めての方は仕方ないことですが、徐々にテキパキと動けるように仕事を覚えていきましょう。
そのためには「仕事待ち人間」ではいられません。
自分の頭で考え、「あの人はこの作業をしているから、自分はここを掃除しよう」と考えながら仕事ができれば、効率よく作業ができます。
まとめ
障害者雇用で清掃業務はあるのか、またその場所、向いている方について紹介しました。
障害者雇用での清掃業務はたくさんあるので、清掃作業が苦にならない方はある意味選びたい放題とも言えます。
ただし仕事に手を抜いてはいけません。
清掃は「仕事をしているか、していないか」が目に見える作業です。
先輩の指導のもと、しっかりと作業を覚えて丁寧かつ美しく作業することを心がけるようにしましょう。
障害者雇用で働くには、転職エージェントの利用がおすすめです。