最近は転職する際に転職エージェントを利用する方が増えています。転職エージェントのCMもよく見かけますね。
今回は、障害者雇用で仕事を探す際、転職エージェントがおすすめの理由、メリット、デメリットを紹介します。
障害者雇用の仕事探しは転職エージェント? その理由は?
障害者雇用の仕事探しはハローワーク、の時代は終わり? 転職エージェントをお勧めする理由を紹介します。
転職エージェントとは
「そもそも転職エージェントって何?」と思っている方もいるかもしれません。簡単に紹介します。
転職エージェントは、求人を公開する他に、仕事を探している方とエージェントが直接話をして(zoom、電話など)、求職者が具体的にどのような経歴やスキルがあり、どのような仕事をしたいのか、給料や福利厚生など具体的なカウンセリングをします。
カウンセリングを元に、求職者にマッチしそうな求人を紹介してくれるのです。
やみくもに仕事を探すよりも、間にエージェントが加わることで転職が成功しやすい、早く転職が決まるなどのメリットがあります。
障害者雇用に特化した転職エージェントがある
転職エージェントの中には障害者雇用に特化したエージェントも多くなりました。
障害者はできること、できないことなど仕事に制約がある方も少なくありませんので、エージェントは特に障害に関して具体的な質問をします。
ハローワークだけで求人を探すのは時間のロスが大きいので、ぜひ転職エージェントの登録をしてみてください。
障害者雇用専用の転職エージェントは求人数が豊富
障害者専用の転職エージェントを利用する最大のメリットは、はじめから障害者雇用であるということ。そして、求人数が多くあることです。
ハローワークの障害者専用求人もあるのですが、転職エージェントは数が違います。
ハローワークと転職エージェント、両方の良いところを利用して就活を進めることをおすすめします。
非公開求人も多数あり
転職エージェントは非公開求人を多数抱えているところもあります。
これこそ転職エージェントの強みかもしれません。
ハローワークに登録していない求人なのですから、転職エージェントに登録しない限りそのような求人に巡り合う機会はありません。
転職エージェントはひとつではなく、複数登録しておくと間口がさらに広がり素早い転職につながります。
障害者雇用で転職エージェントを利用するメリットは?
転職エージェントを利用するのは初めてだけれど、どういったメリットがあるの?
具体的なメリットを紹介します。
ハローワークで募集していない求人がある
前述したように、ハローワークを通さない非公開求人が多数あるのが転職エージェントです。
筆者の実感ですが、非公開求人は会社名を公開している企業に比べると給料や福利厚生が整っているところが見受けられます。
「ハローワークではあまり良い求人がない」という場合は、ぜひ転職エージェントに登録しておきましょう。
おすすめ求人がメールで届く
障害者雇用の転職エージェント(一般就労のエージェントも同じですが)に登録すると、定期的に「おすすめ求人」がメールで届きます。
事前に面談した結果をもとにマッチングしている求人を、転職エージェント側から紹介しているのです。
自分ひとりで仕事を探すのではなく、転職エージェントからも求人が紹介されるので「お、これは!」といった「掘り出しもの」の求人に出会える可能性も高くなります。
企業からコンタクトが来る場合も
転職エージェントは求職者が利用するだけではありません。
企業も「良い人材はないか」と転職エージェントを利用しています。
そして「この人は良い人材になりそう」と思った場合、企業側から直接コンタクトが届く場合があるのです。
この場合書類選考なし、面接も1回で終わることが多いため、時間の大幅な削減になるのはもとより、自分に合った企業であることが多いので採用に至るケースも高くなります。
障害者雇用で転職エージェント、デメリットはある?
障害者雇用の転職エージェントを利用する際のメリットを紹介しました。
次はデメリットを紹介します。
都市圏の求人が多い
転職エージェントはたくさんありますが、正直に言うと都市圏の求人がほとんどといって良いです。
そのため地方に住んでいる方は転職エージェントに登録しても求人がない、もしくは自分が希望する職種がないといった場合もあります。
筆者も地方在住なので求人は極端に少ないのが悩みです。
サイトによって求人の年代が違う
転職エージェントは各社によって対象とする年齢が違います。
主に20代の若者を狙ったエージェント、30代、40代など年代によって求人が違ってくるので、自分は30代なのに20代の若年層を狙った転職エージェントに登録しても、採用されることはほとんどありません。
自分の年齢を考慮した上で年齢に見合った転職エージェントに登録しましょう。
条件の良い求人は激戦
これはハローワーク求人でも同じですが、条件の良い求人はとにかく激戦。特に障害者雇用になるとさらに採用は厳しいことが予想されます。
実は極端に給料が高い、福利厚生が充実しているといった企業の求人は、突然の体調不良などがない身体障害者を希望している場合が多いそうです。差別だと思いますが、これが現実です。
まとめ
障害者雇用におすすめの探し方、転職エージェントについて、また登録するメリットとデメリットを紹介しました。
転職エージェントはたくさんあり、迷ってしまうくらいです。
しかし先述したように得意分野や年代が転職エージェントによって違いますので、自分のスキルや年齢に見合ったエージェントに登録することを忘れないようにしてください。