障害者雇用って、そもそも少ないものなのか?

writing 933262 1280 - 障害者雇用って、そもそも少ないものなのか?

「障害者雇用で働きたいけれど、あまり求人がないんだよね」と思っている方、いませんか?

今回は障害者雇用はそもそも少ないものなのか、また障害者雇用で採用を得るために必要なポイントを紹介します。

障害者雇用の求人は多い? 少ない?

障害者雇用は結局多いのか、少ないのか? 実際を調査しました。

障害者雇用の求人は増えている

はじめに結論からですが、障害者雇用の求人は増えてきています。

障害者促進法に基づき、条件を満たした企業は障害者を雇用する決まりがあります。

実行している企業はまだまだ足りないのが現実ですが、それでも以前に比べると着実に障害者雇用は増加しています。

地域により求人数の差が大きい

「えー? 障害者雇用なんて全然ないんだけど」と思っている方もいるでしょう。それは住んでいる場所によっての違いです。

当然ですが都市圏は障害者雇用の求人が多く、地方は少ない。そのため地方在住の障害者は障害者雇用の数が少なく感じられて不満に思うかもしれません。

ですが今は在宅ワークができる時代。企業によってはフルリモートOKの企業もありますので、間口は広くなったと言えます。

できる仕事が少ない

ハンデを抱えている私たちは、できることとできないことがあります。

特に通勤が困難だったり、短時間勤務を希望していたりする人は、希望する仕事がさらに狭まってしまうこともあります。

また障害者雇用があっても、本人が「この仕事をやりたい」と思うかどうかは個人によって違います。やりたくもない仕事を無理して続けても、いずれストレスで症状悪化して退社、ということにもなりかねません。

前述したように地方は障害者雇用を選択できるほど求人が多くないため、働きたくても働けない、という人も多いのです。

障害者雇用で採用を勝ち取るために必要なことは?

障害者雇用の現実について紹介しました。障害者雇用は都市圏が有利だけれど、わざわざそのために移住するのもどだい無理な話です。

では障害者雇用で採用をもらうには、どうすればいいのでしょうか。

ポイントを紹介します。

在宅ワーク、フルリモートを視野に入れる

先ほども紹介したように、コロナの影響により在宅ワーク、フルリモートでもパソコンさえあれば仕事ができることが分かりました。

在宅ワークなら全国どこからでも応募できますし、出勤時間の短縮など良いことづくめです。

ただし「在宅ワーク」と「フルリモート」は少し違います。

在宅ワークは「週2~3回在宅」の場合が多く、その他の日は出勤します。

対してフルリモートは出勤などの必要がない、完全なリモート業務(稀に年1~2回程度出社あり)。

地方在住の方はフルリモートの求人を探すことになります。

在宅ワークは多くとも、フルリモートになると少なくなりますので、その点は注意してください。

パソコン操作が得意、一定のスキルがある方は在宅ワークやフルリモートの仕事を考えてみてはいかがでしょうか。

自分の希望を考える

「完全週休二日制で、年間休日120日で、福利厚生バッチリ」。

そのような求人があれば、応募が殺到するのは目に見えますよね。

そこで採用を勝ち取れる人は、前職が同じ仕事だったり特別なスキルを取得していたりする方ばかりです。

たとえば土日祝日完全休みを外して「シフト制」の仕事を探す。これだけで求人件数はかなり多くなります。

誰でもホワイト企業で働きたいと思っています。

もちろんそういった企業に応募している内に、採用を得られるかもしれません。

しかし一刻も早く働きたい、何度も障害者雇用に落ちているという方は、自分が希望するものを少し考え直してみてください。

同業他社に応募する

前職と同じ業種の企業に応募すると、即戦力となりますので採用が得られやすいメリットがあります。

特に長年働き続けてきた、という方は即採用も夢ではありません。

「もうあの仕事は絶対にやりたくない」という方は無理ですが、そうでない方は同業他社の仕事を探すのも手です。

仕事に必要なスキルを身につける

どうしてもこの業種で働きたい、けれど不採用続き。

その場合、その企業が求めるスキルを学習しましょう。

事務系ならMOS資格、TOEIC、介護系なら介護士(実務経験で得られます。ハローワーク主催の職業訓練もあり)や介護福祉士、資格がなくとも独学である程度の知識を習得していれば、就活にかなり有利となります。

やみくもに応募を続けても時間の無駄になってしまうこともあります。

「この仕事をやりたい」と思ったら、今の自分にできること、PRできることを学習、習得する努力もしてみてください。

転職サイトに登録する

転職サイトに登録することはとてもおすすめです。

最近は障害者雇用に特化した転職サイトも増えてきている、ハローワークに登録されていない非公開求人が多々ある、エージェントと話をして、自分にマッチした仕事を紹介してくれるなどメリットがたくさんあります。

転職サイトはひとつに絞らず、2~3個登録しておくと、さらに求人数が多くなるので、希望する職に就ける可能性も高くなります。

まとめ

障害者雇用は少ないのか、また障害者雇用で採用をもらうためにできることを紹介しました。

障害者雇用は年々増加しているものの、まだまだ充分とは言えません。

何度応募しても不採用続きだとくさくさして、やる気も消失してしまうのも無理はありません。

しかし、諦めなければ必ず道は拓けます。どうか自分にできる限りの努力をして、雇用を勝ち取ってください。応援しています!

sit g71697e056 1920 - 障害者雇用って、そもそも少ないものなのか?
ひろと

障害者雇用で働くには、転職エージェントの利用がおすすめです。