障害者の仕事が辛いときの対処法6選!

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障害者に限らず、ほとんどの方は仕事に対して「辛い、しんどい、面倒くさい」とネガティブな感情を抱いているものです。

障害を抱えている方はさらに自身の状況や障害によって「辛い」と感じることが多いかもしれませんね。

今回は障害者の仕事がつらいとき、またその対処法について紹介します。

障害者の仕事が辛いときは?

障害者の仕事はどんなときが辛い? 

よく聞く声をまとめてみました。

自分のスキルと仕事が合わない

自分はこの仕事をやりたいのに、まったくかかわらせてもらえない。反対に、この仕事は難しすぎて自分の手には負えないのに任せられてしまって困っている。

こういった、自分の持つスキルと仕事がマッチしないことはよくあることです。

給料が安い

短時間労働や欠勤、早退などで障害者の給料は健常者よりも低い傾向にあります。

具体的には障害者雇用の給料は一般就労者の約半分だとか。

障害年金を受給している方でも生活していくのがやっとという人、等級が低く障害年金を足しても生活が出来ないという方もいます。

頑張りが認められない

どれを持って「頑張った」と感じるかは人それぞれ違います。

しかし「頑張った! やり遂げた!」と思っていたことがあまり認められなかったり誰からの労いももらえなかったりすると、やる気もなくなってしまいますよね。

パワハラ、セクハラ、いじめなど

未だにパワハラやセクハラが横行している企業もたくさんあります。

特に年配者は、自分がパワハラなどを受けながら仕事をしてきたので、時代が変わったという事を理解せず、何の考えもなく皆の前で叱責したりセクハラ発言をしたりする人もいます。

仕事を一生懸命頑張りたいのに、そのような面倒な方がいると仕事が辛いと感じるのは当然ですよね。

仕事に行きたくない……仕事が辛いときの対処法6選

仕事に行かなければいけないけれど、辛いなあ……そういったときの対処法を紹介します。

上司に相談

どういった点が辛いのか、上司に相談してみましょう。

場合によっては改善し、再び、仕事に対するモチベーションもアップする可能性があります。

上司自体がストレスの原因の場合、その上の上司に相談しましょう。

どちらにしても、自分の考えを伝えない限り周囲は理解できません。言葉にすることは勇気がいることかもしれませんが、誰かに相談することをまず考えてみましょう。

できること、できないことを伝える

「障害者は単純作業を与えておけばいい」と考えている企業はまだたくさんいます。この場合も自分の言葉で周囲にアピールしましょう。

障害者雇用の場合、周囲の方はあなたが「障害者」であることは知っています。しかしどういった障害で、どのような症状があり、どう対応すれば良いのか、分からないのかもしれません。

そこで「自分でできること、助けが必要なこと、どうしても障害の特性上無理なこと」を伝えることで、周囲の方も仕事の振り分けがしやすくなります。

先述したように、言葉で伝えなければ自分も相手も分かり会えません。コミュニケーションを取る意味でも、自分について伝えることは大切なことです。

副業・転職活動

給料が安くて困っている。その場合は副業してお金を稼ぐしかありません。

最近はクラウドソーシングサイトなどで簡単な仕事を募集しているものがたくさんあります。

月に数万円の報酬を得ることはかなり厳しいですが、たとえ月に2、3000円でも貯めておけばそれなりの金額になります。

あくまで無理せず、主治医との相談のうえで副業を検討してみましょう。

また転職も辛い状態を脱するのに適した方法です。しかしこちらは最終手段と考えておきましょう。というのも、転職に成功したとしても、「辛い」と感じることはどこでも起こる可能性が高いからです。

また何度も転職を繰り返していては、採用担当者から「すぐに辞めてしまうのでは」とマイナスイメージを持たれてしまいます。

どうしても今の職場は辛い、他の会社に行きたい、という場合は転職も視野に入れてみましょう。

メモを取る習慣をつける

どうしても仕事が覚えられなくていつも先輩に叱られる……辛いですよね。

筆者は以前から仕事をする際、必ずメモを持ち歩きます。仕事始めで右も左も分からない時はもちろん、仕事に慣れた時期になってもメモを持ち、間違えて作業をしていないか、時折確認するようにしていました。

最近は教えてもらったことをスマホでメモにしたり、写真を撮ったりして保存している方も増えています。確かに効率的ではありますが、あまりおすすめできません。

何故かというと、スマホでメモをフリックするよりも自分で文字を書くことによって記憶力がアップし、忘れにくくなるからです(筆者の個人的感想です)。

また年輩の上司になるとスマホでメモを取ることに抵抗を感じる方がまだ多いのです。「どんな形でも仕事を覚えられたらいいじゃないか」と思うでしょう。

それは筆者も賛成です。

しかしスマホよりも自分の手で書く方がより早く仕事を覚えられる、周囲の印象も良いということを知っておいてください。

思い切って1日休んでみる

このようなことを書くのは少々後ろめたいのですが、どうしても仕事が辛いのならば、思い切って1日休んでしまうのはどうでしょう。体を休めてリラックスし、好きなことに没頭して時間を使うことで「辛いけれど、また明日も頑張ろう」という気力が芽生えるかもしれません。

そこで「また明日も仕事か。辛いな」と気分が落ち込む方は、本格的に上司に相談したり転職活動を開始したりする時期なのかもしれません。

リフレッシュを兼ねて、1日だけ休養を取ってみることをおすすめします。

まとめ

障害者の仕事はどういった点が辛いのか、またその対処法6選を紹介しました。

「仕事が好きで好きで、寝食を忘れてしまう」という方はほんの一握りの人間しかいません。

また障害を持っている私たちは、他の人ができることもできないこともあり、落ち込むことも多いでしょう。

しかしそこで負けないでください。

対処法はたくさんありますし、それで改善することも大いにあります。

辛いからすぐに転職、とは考えず、まずは自分で動いて辛い→楽しい、に変えられるようにしてみましょう。